FRESH WATER

増水後の好条件に期待して。

2022-05-31

清流

望月竜也

釣行日2022年5月15日 場所山梨県南部町 富士川支流福士川

釣果

アマゴ 15~23cm 25尾

5月15日、前日の雨で増水を期待し富士川水系の常葉川へ向かう。
現地に着くと殆ど水位に変化がなく期待薄の状況で転進を決める。
あちこち見て回ったが、最終的にホームグラウンドの福士川へ移動、こちらはそこそこ水量もあったので上流部へ入渓した。
土曜日の午後と言う時間帯だか先行者も確認できず期待しながら仕度を整える。
竿は「がま渓流 粋我硬中硬5.8㍍」ハリス0.5号にハリは軸が太く自重のある「ハイパー渓流8号」を選択、水の抵抗が大きい餌のミミズを沈みやすくしてハリ先をしっかり出すために大き目のハリを選んだ。
オモリはBを付けゆっくりと流す、普段より太い流れの何処に魚が着いているか探って、この日のヒットパターンを調べる。
セオリー通り流れの緩やかな流芯脇はもちろん、開き、早瀬からも反応があり活性の高さがうかがえた。
平均サイズは6寸程だが時折7寸サイズも竿を曲げる、魚のサイズに合わせハリも8号から7号に変更。
ここぞと言うポイントからは必ずと言って良いほど反応があり、平水で釣行する時より型も大きい、餌もミミズやブドウ虫など市販のもので十分な魚信を得ることが出来た。
水深や流れの強さに応じオモリを変更しながら進む、朱点の鮮やかなアマゴ達に楽しませて貰ったが、誰かに釣られてしまったのだろうか春先に見えていた尺クラスとは会うことが出来なかった。
この場所では珍しいイワナ(9寸クラス)も掛かったが頭上に樹が被っていたポイントだったため、寄せを手こずっている間にバラしてしまった。
時折出てくる川幅の狭い区間は無理に渡らず、引き返すなどの危険回避も忘れない、安全な浅瀬を渡ったり、竿を畳んで迂回したりと時間は掛かるがリスクを避けた釣行を心掛けた。
予定していた区間を釣り上がり陽が傾きかけて来たので終了したが、僅か250㍍程の区間で十分な結果が得られた。
渓流釣りでは条件に勝るものはなく、この日も増水後の笹濁りと言う絶好の条件に助けられ普段の倍の釣果に恵まれた。
写真撮影後の魚はリリースし、楽しませてくれた渓に感謝して家路に着いたが、増水後の渓流釣りは釣果も期待できるが危険も伴う、特に濁った時は川底が見えないので水深を正確に把握できない、無理をせずに楽しんで頂きたい。

タックルデータ

ロッド

がま渓流 マルチフレックス粋我 硬中硬 5.8m

ハイパー渓流 7~8号

ライン

ナイロン0.5号 オモリG2~3B号相当

エサ

ミミズ、ブドウ虫

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