SALT WATER

【船】田中義博(千葉県 夷隅郡) 

2019-02-12

田中義博

釣行日2019/02/09 場所千葉県 夷隅郡 御宿沖

釣果

ヒラメ 1.8kg 1匹

千葉県は御宿の船宿から仕立のヒラメ狙いで出船しました。

寒気の南下と南岸低気圧の影響で夜半から降雪・大雪予報です。リスケも頭をよぎります。が、船宿から「港前なら問題なく出船できる」との連絡があったため予定通り釣行しました。

参加者は6名。午前4時過ぎに港に到着すると北東の強風が10m近く吹いていますが、陸地が壁となり海はそれほど荒れていないように見えました。全員が集合したところで午前5時半に出船です。港を出ると気温より海水温が高いことで、ケアラシが発生。モクモクと湯気が立つような幻想的な雰囲気の中、船長の言葉通り約10分の港前で船は止まります。

エサのイワシが配られ、早速スタート。エサのイワシは親バリのハリ先を口の中から入れ上顎のセンターにしっかりと抜きます。孫バリは背ビレの後方のウロコを取り浅めに刺すことで、イワシの泳ぎを妨げないように注意しました。まずエサを投入し、イワシがしっかりと泳いでいることを確認してからオモリを投入します。一気に落とさず、しっかりとサミングしながらイワシをやさしく海底へと送り込みます。

着底後はオモリを底から50cm〜60cm程度上げた位置を基準にしてアタリを待ちます。船は片絃に風を受けて流す「横流し」のため、船の動きにあわせ海底形状も刻一刻と変わります。30秒に1回のペースで底を取り直し、常に海底形状に合わせて付けエサのイワシが海底をトレースしながら泳いでいるイメージでヒラメからのシグナルを待ちました。

開始から1時間を経過してもなかなかアタリを出すことができません。船中も沈黙の時間が続きました。必ずチャンスはあると信じて狙い続けます。この時に注意していたことは、海底状況の変化。タナを取り直す際にオモリから伝わる感触で海底が砂なのか岩なのかが認識できます。ヒラメは根の縁や上に潜んでいることも多いため、オモリから伝わる感触の変化を読み取るよう竿から伝わる感触に集中します。

開始から2時間が経ったころ、オモリが根の上に差し掛かったところでイワシがパタパタと暴れる感触がサオ先を通じて手に伝わります。がま船 シーファング ヒラメのライトシリーズはスーパートップをサオ先に使用しているため感度が抜群です。イワシの動きにより近くにヒラメがいることを瞬時に伝えてくれました。その直後、イワシが抑え込まれグッと咥えたシグナル。

ややテンションを掛けながらその状態をキープしていると「グッ、グッ」と力強さが増していきます。この時もサオ先はしなやかに食い込みを補助してくれ、安心して待つことができました。そこからひと際トルクを感じる引きに変化したところで魚の重さを竿へと乗せ込むようにアワセを入れると、がっちりとハリ掛かり。胴の部分で魚の重さと引きを受け止め、竿の角度を一定にしてリーリング。無事に海面を割ったところを船長がタモ取りしてくれました。

上がったのは1.8kgのよく肥えたヒラメ。身は肉厚で背身が盛り上がった美味しそうな1尾でした。続く投入でもアタリが到来したもののハリ掛かりに至らず残念。

その後も次のアタリを出すためタナ取りを頻繁に行っていったものの海況が悪化。沖からのウネリが大きくなってきたことに加え風も収まらず、安全を考慮して午前10時を過ぎたところで早上がりとなりました。船中では型見ずの方も数名。難しく厳しい状況でしたが何とか本命を手にできて安堵した釣行となりました。

帰宅後はお刺身で舌鼓。脂が適度に乗り食べては一番美味しい時期となっております。

このエリアのヒラメ狙いは5月初旬までです。釣期は残り2か月半となりました。例年であればこれからの次期はイワシの群れの回遊が頻繁にみられるようになり、その群れについた大型がキャッチできる絶好期です。数釣りは難しくなるものの、大型への夢を馳せて、私もリベンジしたいと思っています。皆さんもチャレンジされてはいかがでしょう。

タックルデータ

ロッド

がま船 シーファング ヒラメ Light M240

ライトヒラメ仕掛 孫鈎シングル定番ヒラメ仕掛 固定式(シングル [親鈎]チヌ [孫鈎]伊勢尼)白・銀

ライン

ライン PE2号、リーダー フロロカーボン 6号 3m、オモリは40号〜60号

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