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G杯 2019
2019-02-10
大会結果
第38回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権
株式会社 がまかつ
2019年12月1日(日)~3日(火)
大分県佐伯市 米水津
第38回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権(主催・株式会社がまかつ)が12月1日~3日、大分県佐伯市の米水津(よのうづ)沖磯で開催された。秋田県男鹿から沖縄県那覇一文字まで全国10カ所で行われた11予選を勝ち抜いた32人と推薦1人、昨大会上位3人の計36人が覇を競った。 G杯本戦6度目となる尾鷲(おわせ)予選3位の前岡正樹(45 愛知県豊田市)が8年ぶりの劇的な再会を経て、念願のG杯初制覇を成し遂げた。
まさに「波乱」の幕開けだった。寒冷前線の通過に伴い、米水津沖磯は西の突風にさらされた。全国から選手が集まり、ルール会議が開かれた予選前日から「通常予選は4試合だが、安全をかんがみてスタートを遅らせる。予選は3試合で、各組予定されていた第1試合を中止して第2から第4の各3試合の勝敗で決勝トーナメント進出者8人を決定する」と大会本部から出場する36選手に伝えられた。風向きが北に変わるまで様子をみた。本来のルールに沿った1試合50分ハーフの「A案」か10分短縮した同40分ハーフの「B案」のどちらかで実施されることになった。
夜が明けて、2日はG杯にしては遅い朝だった。渡船を仕切る地元船長の判断は「B案」だった。36選手を6つのグループに分けて、6人での予選リーグを戦う。いつもは4試合だが、わずかに3試合。対戦する選手にはそれぞれ沖磯が指定され、設定された境界線を前後半で交代する。その制限時間が50分のところ、10分短い40分となった。
前岡正樹は予選3試合、準々決勝、準決勝、そして決勝の全6試合に勝利した。完全優勝だった。その中でもっとも苦戦したのが釣果1匹の予選第1試合だった。
G杯本戦には過去5回出場していた。初優勝した今回が6回目となる。決勝トーナメントに進出できたのは、8年前だった。会場は同じ米水津。決勝トーナメント初戦で今回審査委員も務めた猪熊博之に敗れ、そのまま猪熊博之が優勝した。そのときの準優勝が宮崎県出身で米水津予選から勝ち上がった河野尚史だった。生まれた場所や育った環境は違ったが前岡正樹と河野尚史は意気投合して、G杯で友だちになり、ずっと連絡を取り合っていた。
そして前岡正樹は「今回こそ優勝しかない」と心に誓って、米水津に戻ってきた。8年間会っていなかった河野尚史に相談した。 「前釣り(事前の練習)に付き合ってくれないか?」 ここで前岡正樹の釣り人生を振り返る。前岡正樹は海なし県の奈良生まれ。アマゴ釣りなどで幼少から釣りには親しんできた。子どものころ、父親の仕事の都合もあって、家族で海に旅行できたのは年に1回だけだった。あこがれの海。わけも分からずアジの干物の頭を大事にビニール袋に隠し持ち、釣りエサに使おうとしていた。
就職して愛知に住むことになった。そして結婚。妻の実家は長崎の壱岐。初めてのあいさつの日、義父に「ついてこい」と言われて竿を握らされて初めて磯釣りをした。24歳だった。 「もうね、バリ(アイゴ)しか釣れない。クロ(グレ)なんかかすりもしなかった。そのときに『これを読んでおけ』と手渡されたのがある本でした。そこで初めて三原憲作さんを知ったんです」
後に前岡正樹は、G杯3位が1回、準優勝3回の三原憲作から直接指導を受ける師弟関係となる。その長いグレ釣りの道の入り口に立っていたのである。
河野尚史との前釣りに戻す。 「目から鱗が落ちた。ハリスは1.2号の細いハリスしか使わないし、鈎を口に掛けるスタイルにこだわっていた。それでは米水津では通用しない。ハリスを1.5号にして、小さい3号の鈎を使って飲み込ませ、底に沈んだ大型を狙いました。その釣り方を河野さんに教わった。感謝しています。G杯でできた友だちは深いですね」 40分ハーフの予選3試合は5匹しか釣れなかった。慣れない釣り方。即合わせの「普段着」を捨てて、グレがガッツリ食い込むまで道糸を送り続ける「米水津流」を体にたたき込むまで試行錯誤の連続だった。
「カツカツの予選で釣り方がなんとなく分かった。じっくり海をみてどこに魚がいるのかが読めるようになった」 強風は残ったものの、うねりの消えた決勝トーナメント3試合で計21匹を釣り上げ圧勝し、横綱相撲で初優勝を奪い取った。 「僕なんかまだまだ。魚の先回りをして、潮に仕掛けをどう滑り込ませるか。来年も同じ高さの場所に立てるよう精進したい」 表彰式には仕事を放り出して宮崎県西都市から車を飛ばして河野尚史が駆け付けた。8年前に米水津に忘れた優勝を奪回した2人はがっちりと握手して肩を組み合い高らかに笑った。
思い通りのポイントにウキを置くように投入できるんです。この操作性はほかには例を見なくて、もう抜群ですね。自分の手の延長のように使いこなせる。大物を掛けた、ハリスは1.2号の細さ。さあ、どうする? この竿ならば、竿をギュンと思い切り曲げても、まったく限界を感じさせない。魚の食いがシブったケースではとても強い味方になってくれますね。
グレがヒットする。その食いついた瞬間、鈎先がズブリと深く刺さっていくのが目に浮かぶようです。数ある鈎の中でも刺さりは抜群ですね。40cm超えの大物が掛かっても何も心配することない。季節や場所を選ばず3号~5号をメインで使用しています。
鈎のついた刺しエサはハリスが一直線になるまで早く沈下して、マキエとの同調が難しい。そんなときは張りながら沈下速度を遅くするけれど、シブい反応のときなどは仕掛けをできれば張り過ぎたくはない。ウキ下が馴染むまでの間に張らずに少しでも長くマキエと同調させるのなら、細くて軽いT1 ファイングレは頼もしい存在ですね。
※敬称略
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