がま磯の競技シリーズと言えば、やはり芯のある先調子。それは、決められた時間内において、いかに精度の高い釣りが行えるかに開発ポイントの重きを置いているからです。特にこだわったのが穂先部分。繊細さを保つために径はそのままにあえて短く設計したことで、操作性を飛躍的に良くしています。そのことで、狙ってポイントへのサシ餌の投入や、ラインメンディング、魚信からのするどいアワセに至るまで、当代最高精度でこなせます。魚とのやりとりにおいても常にアドバンテージの取れるロッドです。高弾性高強度のTORAYCA(R)M40Xと最高クラスの強度を誇る「TORAYCA(R)T1100G」の採用により、がま磯史上最高の操作性を実現しています。
ラインナップ
0.75号
まるで手を延長したかのようなロッドアクションがおこなえる軽量繊細仕様。細ハリスも安心。
1号
より繊細なアプローチが要求される状況に最適。40cm超の口太グレでも主導権をとることができます。
1.25号
抜群の操作性により様々な状況でオールマイティに活躍できます。オールサイズの口太グレに対応。
1.5号
口太グレ狙いで尾長グレが混じるような環境に最適。細仕掛けからアグレッシブな釣りまで対応します。
1.75号
50cm超の大型尾長グレでも先手をとれるパワーを保有。深ダナや本流でも安定したやり取りが可能です。
繊細さと飛距離のジャストバランス-先短ソリッド穂先
がま磯の多くに採用されるスーパートップ2はソリッド穂先。ソリッドは繊細に食い込ませる場合に、なくてはならない素材。繊細さを追求するなら柔らかさが求められ、操作性を重視すると強さが必要になる。グレ競技スペシャル4では、このソリッド部分の長さと太さを徹底的に検証し、長さを数センチ短く、一方で先端部の細さはこれまでと同じ径に落ち着いた。狙いを外さないキャスト性能とスレたグレを弾かない食い込みを両立するための黄金比である。
硬質な張りと曲がりの融合-TORAYCA(R)M40X
40tカーボン(M40J)という高弾性素材がある。磯竿に使われる素材としては最も弾性率が高い素材のひとつ。高弾性カーボンは硬質で強い張りが出せる一方、神経質な素材であった。その軽さそのままに強度を30%向上した新素材がTORAYCA(R)M40X。弾性率が40tあるにも関わらず、曲げに強い30tカーボン相当の引張強度を誇る。先調子特有の張りを出しつつ、曲がりにも強くなった。がま磯では初めてグレ競技スペシャル4に採用される素材である。
軽い・曲がる・強い-TORAYCA(R)T1100G
従来カーボンは30tカーボンの強度が最も高く、弾性率が上がるにつれ張りは出るが、強度は落ちる。TORAYCA(R)T1100Gは33tで30tカーボンより弾性率が高い。それにも関わらず30tカーボンに比べ引張強度が10%も高い。このTORAYCA(R)T1100Gを磯竿に使用する最大のメリットは何か。それは硬質な張りが出せるうえに負荷にあわせしっかり曲がりこむこと。がま磯史上最高の操作性をグレ競技スペシャル4にもたらした素材のひとつ。
ねじれを抑えパワーを伝達-新PCS(パワークロスシステム)
グレ競技スペシャル4の2、3番をみると、クロスする繊維の模様が目視できる。これがPCS。やり取りの際、あらゆる方向に抵抗する魚を制するにはネジレを排除する必要がある。縦と横の繊維だけではネジレを排除できない。そこで斜め45度に走る繊維を配することで左 右へのブレを封じ込め、極限でのやり取りを可能にした。 さらに従来PCSの不要な方向の繊維を除去し、徹底的に軽量化したのが、がまかつ特注の新PCS。
手にフィットするエルゴノミクスデザイン-リールシート
振り込み、アワセ、ファイト、そして、もっとも長時間を占める待ちの間、握り続けられるのがグリップ。求められる要素は、握りやすく、疲れにくく、滑らないこと。手の負担を軽減し、集中力を持続させるものでなくてはならない。グレ競技スペシャル4のために専用設計されたリールシートは、万人の手にしっとりと吸い付くように握れるよう、人間工学を元に導き出された形状。カーボンのフードナットが軽量化と感度向上に一役買っている。
製品スペック
がま磯 グレ競技SPECIAL4 (がまいそ グレきょうぎスペシャルフォー)
品名コード | 号数 | 標準全長(m) | 希望本体価格(円) | 標準自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 使用材料(%) | モーメント | 継数(本) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | 適正ハリス(号) | JANコード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
22158 | 0.75 | 5.3 | 91,500 | 185 | 118.5 | C99.5 G0.5 | 20.7 | 5 | 0.75 | 1~3 | 0.8~2 | 4549018614831 |
22159 | 1 | 5.0 | 91,500 | 180 | 111.5 | C99.5 G0.5 | 18.9 | 5 | 0.75 | 1~3 | 1~3 | 4549018614848 |
22159 | 1 | 5.3 | 92,000 | 195 | 119.0 | C99.5 G0.5 | 22.6 | 5 | 0.75 | 1~3 | 1~3 | 4549018614855 |
22160 | 1.25 | 5.0 | 92,000 | 190 | 111.5 | C99.5 G0.5 | 20.6 | 5 | 0.75 | 1~4 | 1~3 | 4549018614862 |
22160 | 1.25 | 5.3 | 92,500 | 205 | 119.0 | C99.5 G0.5 | 24.7 | 5 | 0.75 | 1~4 | 1~3 | 4549018614879 |
22161 | 1.5 | 5.0 | 92,500 | 195 | 111.5 | C99.5 G0.5 | 21.5 | 5 | 0.75 | 1.5~4 | 1.25~4 | 4549018614886 |
22161 | 1.5 | 5.3 | 93,000 | 210 | 119.0 | C99.6 G0.4 | 25.4 | 5 | 0.75 | 1.5~4 | 1.25~4 | 4549018614893 |
22162 | 1.75 | 5.0 | 93,000 | 203 | 112.0 | C99.5 G0.5 | 22.8 | 5 | 0.8 | 2~5 | 1.5~4 | 4549018614909 |
22162 | 1.75 | 5.3 | 93,500 | 220 | 119.5 | C99.6 G0.4 | 27.1 | 5 | 0.8 | 2~5 | 1.5~4 | 4549018614916 |
C=カーボンファイバー、G=グラスファイバー
※モーメント=標準自重(kg)×竿尻から重心までの長さ(cm)
※上記の竿はエポキシ樹脂を使用しています。
※希望本体価格には消費税は含まれておりません。
ソリッドタイプの先端部はアクション上、繊細なカーボンソリッド(チューブラとの継穂)を使用しております。先端の一部に荷重が集中しますと、破損の原因となります。ラインのカラミ、ケースなどの収納時、移動などの取り扱いには十分ご注意ください。
関連アイテム
関連コンテンツ
関連レポート
-
NEW2024-12-02
紀東の寒グレシーズン開幕 (三重県南伊勢町古和浦)
11月ウネリ続きの紀東でしたが、波の落ち着いた22日に南伊勢町・古和浦の磯へ釣行しました。当日は西高東低の気圧配置、風が強い予報。船頭の勧めでカモメという磯へ。周りは浅く、普段はあまり乗せない磯です。とりあえず船着きから […] -
2024-10-23
三重の尾長グレ(三重県贄浦)
三重県贄浦和丸渡船へGFG仲間の榊原くんとグレを狙いに釣行した。渡船へ予約電話した段階では波があり湾内かもしれないと言っていたが運良く沖磯の高台へ渡礁することができた。この磯は口太、尾長の実績場だ。釣りを開始すると、やは […] -
2024-09-17
秋チヌを満喫!(大分県津久見市)
9月に入り秋チヌシーズン開幕となりました。今回の釣行は猪熊テクニカルインストラクターが船長である大分県津久見のIGマリンでGFG九州地区チヌ釣りチャンピオン戦が行われました。私は宮原インストラクターと一緒に役員として参 […] -
2024-05-28
アテンダーⅢで良型チヌを釣る(岡山県日生諸島大多府島)
今回はアテンダーⅢを曲げてみたくなり、牛窓港から日生方面へチヌ釣りに向かいました。着いた場所は数年前までは目の前に筏があり、大型数釣り場だった大多府島の一文字波止。しかし、近年は筏も無くなり昔ほどの釣果は望めないものの […]