松田稔の「楽に楽に…」が体感できる魂の一竿
鮮やかなエンブレム周り。磯竿のマスターモデル口太と同じメタリックブルーが印象的。
長さは5.5mと6mの2アイテム。この2本で源流以外の渓流エリアで活躍する。
※画像はプロトタイプです。実際の製品とは一部仕様が異なります。
こだわりの開発秘話
求めたのは今までにない
誰でもが楽に渓流釣りが実践できる竿
それは2012年に提案され2020年に完成した…
渓流釣りは小さな根強い世界だ。
ここに松田のこだわりが満載した一竿が生まれた。
世の中にない渓流竿を作ろうとはじめる
先調子で細身でより軽量であること
ワシは昔から渓流釣りが好きなんよ、自然に囲まれて気持ちええで。それで手をつけたんが8年前、初めてのプロトモデルが7年前かな。狙いの基本は細く軽く、誰でも振れて楽に釣りができること。調子はシャキッとしてアワセ幅が小さいこと、手首を返しただけでアワセが決まることなんよ。
完全に先調子やな。
そんな調子と細く軽くを出そうとしたら、まず問題はつなぎ(継ぎの部分)なんよ。それでや、磯竿のマスターモデルやアテンダーⅡを手本にスーパーアクティブサスデザインを使うことになったんよ。これを採用することでより細くにもなるけんな。そんなアドバイスでできたんが4年前やな。プロトはテンカラ竿みたいに細かった。
先調子や言うても全体がビンビンではいかん。渓流は糸が細いけん切れる。それでつなぎの部分を改良して、全体の調子を微調整していったんよ。それで2年前にほぼ調子が決まったんよな。あっ、そうそう、持ち重りを解消するためにグリップも装着したな。
最大の特徴は小さなアワセ幅でフッキングが決まること。
その上、細身軽量で軽快に扱える。
手元を返すだけでアワセが決まり
テンポの早い釣りが展開できる
テストは四国の渓流で繰り返したな。源流ではない普通の川でやったな。
全体がシャキッとしてるんでアワセでスカ(失敗)くろてもアワセ幅が小さいから上のブッシュには掛からんし、竿の取り回しが早いな。
トントンとポイント替えてテンポの早い釣りができるんよ。それに風が吹いてもブレんな。
イクラ使こうたらハリを飲み込むけどよ、キンパクみたいな川虫やったら高速で小さなアワセで確実に口に掛かる。できたらワシは口に掛けたい人なんよ。飲み込んだら取り込んでから邪魔くさいで(笑)。掛け損じが減る竿でしょう。
メーカーが無理を聞いてくれて新しい竿はできる。うれしいですわ。とにかく、持ったら、使こたら、良さがしっかりと分かる竿です。渓流竿のイメージもこれでごっそりと変わるように思います。
スペック
品名 コード |
標準全長 (m) |
希望本体価格 (円) |
標準自重 (g) |
仕舞寸法 (cm) |
使用材料 (%) |
モーメント | 継数 (本) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
適正金属・ 複合ライン (号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20108 | 5.5 | 88,000 | 110.0 | 62.5 | C86.1 G13.9 | 14.0 | 11 | 0.8 | 15.2 | 0.1〜0.8 |
20108 | 6.0 | 89,500 | 120.0 | 62.5 | C87.9 G12.1 | 18.0 | 12 | 0.8 | 16.4 | 0.1〜0.8 |
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