最強のヘチロッド
銀参郎
アルティメイト
の 秘密に迫る
がまチヌ へちさぐり 銀参郎 ULTIMATE
全身を高強度高弾性の「TORAYCA® M40X」で武装した銀参郎アルティメイト。根元から美しい弧を描くほどの柔軟性を魅せながらも手元に伝わる反発力は、 まさに異次元。チタンフレームガイドとの相乗効果で、超軽快な仕様となっており、持ち重りなく長時間の釣りもストレスがない。 障害物まわりの大型にも粘りとパワーで主導権を渡さない。
へちさぐり銀参郎を
ブラッシュアップ
粘りとパワーはそのままに驚異の軽量化を達成
数キロに及ぶ堤防を炎天下の中、歩いては落し、落としてはまた歩くことを繰り返すチヌのヘチ釣り。この釣りのロッドに求められる性能とは何だろうか?
「掛けた後にチヌが首を振らないだとか、いろいろな要素はあるけれども、銀参郎アルティメイトの武器は軽さ」
純粋な物体としての軽さと、バランスのよさからくる軽さは、持った瞬間に感じ取れるほどに明確である。
アクションはどうだろう。
「もともと銀参郎の完成度が高い。アルティメイトは、そのアクションのまま軽量化がなされている」
軽量化の実現に際し、導入した「TORAYCA® M40X」は、これまでの40tカーボンをはるかに上回る強度がある。
この日、何枚目だったろう。微細なラインの変化をとらえてアワセた。根元から絞り込まれるアルティメイトがチヌの走りをダイレクトに受け止める。糸は出さない。出せないのである。スリットに逃げ込もうとするチヌを止めきると、やがて竿の反発に負け弧が緩やかになった。
「高弾性の張りが強い素材は、本来、チヌが嫌がって首を振り、竿を叩きやすい。そうなるとコントロール不能で、魚を取り込めなくなる。この竿にはそれがない。真っ向勝負しても、ロッドがいなしてくれる。しかも、よく曲がっているけれども、復元が早くて魚を自然に浮かせてくれる。やり取りがスムーズで楽で、何より気持ちいい」
強烈な突進をみせながらも、あっさりと仕留められたのは51.5㎝の見事なチヌだった。
いまや全国一の魚影と称される大阪湾のチヌ。
時に40㎝を超えるチヌが40枚以上釣れることも。
そんな最高のフィールドで
銀参郎アルティメイトは鍛え上げられた。
驚異の軽さ
がヘチ釣りを
変える
銀参郎アルティメイトのアルティメイトたるゆえん
TORAYCA® M40X&チタンフレームガイド
銀参郎軽量化計画を実現するためのキーとなるふたつの素材がある。それが高弾性カーボン「TORAYCA® M40X」とチタンフレームガイド。まず、次世代カーボンと称される「TORAYCA® M40X」。これまでの40tカーボンに比べ、30%の強度アップを実現している。これは従来の30tカーボンと同じ強度でありながら、40tの張りを誇るというカーボンの常識を覆した新マテリアルである。「TORAYCA® M40X」をふんだんに盛り込むことで、従来のパワーを備えつつ、細く、軽く、張りがあり、しかも曲がるという独特な竿に仕上がる。 フラッグシップモデルゆえ、ガイド材料にも妥協はない。フレームはステンレスよりもはるかに軽量なチタンフレームガイドを採用し竿ブレを大幅に軽減した。劇的な性能を発揮するこれらマテリアルではあるが、いずれも高価な素材ゆえ、がまかつのロッドの中でも搭載されるのはごく限られた機種に限定される。