エギングEGING
見えイカ逃すまじ
そのロッドケースに
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そのロッドケースの中身、フカセ釣りの道具だけ? EGライダーを忍ばせ、見えイカを仕留めよう
グレ釣りやチヌ釣りの際中、いいサイズのアオリイカが泳ぎ去っていくことがある。 「ロッドケースにEGライダーを入れるようになって、アオリイカをはじめ、キジハタ、青物などを狙う機会が増えました」 チヌで有名な南であるが、ルアー釣りも達者で、チヌが不調の時にはルアーを投げる。お気に入りはEGライダー86MH。 「ジグやミノーも投げるので、MH。エギングに特化するならラグゼのEG Xもいい」 そういいながら潮目にキャストし、サクサクっと良型のアオリイカをゲットした南。さらにミノーに付け替えるや、サラシからヒラスズキを連発で引き出した。
がま磯 EGライダー
がまかつ伝統の玉口カラーをほどこした振り出しタイプのエギングロッド。本格的なエギングに対応するスペックを持ちながら、コンパクトに収納できるのが特徴。エギングのほか、ミノーやジグもキャスト可能でオールマイティーなルアーロッドとして使用できる。見えイカを発見したときに、さっと伸ばして、すぐにキャストできる驚異の戦闘能力。
LUXXE EG X
2ピースの印籠継エギングロッド。とはいえ仕舞寸法は140㎝未満なので、磯用のロッドケースに収まる。特徴は5機種のソリッドティップモデルをラインナップしているところ。超軽量で、シャクッていて疲れない。また、感度にも優れている。ソリッドモデルは着底やアタリをとらえやすい。
エギはラグゼエヴォリッジ。 深場対応のノーマル、オールマイティなシャロー、浅場でスローに攻める事ができるデッドフォールの3タイプがある。「使いやすいのはシャローの3.0号。ちょっと深い場所や流れの速い場所ではノーマルの3.0号を使うことが多いです」
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ロッドケースの中からおもむろにEGライダーを取り出す南。イカが見えたらエギをキャスト。フカセ釣りがいまいちなときはルアーをキャスト。「その日、その時、釣れる魚を釣るのが一番、楽しい釣りですよね」
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流れや潮目、シモリ、小魚の群れなど、気になる変化を見つけてはキャストする南。底付近まで沈め、2回、ソフトに大きくシャクるスタイル。
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南が集中して攻めていたのは、ワンド状の地形。一見、流れがよどんでいるように見える。「シモリまわりや潮目もポイントですが、磯では大小問わずワンドで実績が高いし、よく見えイカを目にします。小魚がたまりやすい」
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水道にサラシを見つけ、エギからミノーにチェンジ。キャストすると、ミノーの後ろに10匹を超えるヒラスズキが激しく追った。
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最後の抵抗。エラ洗いでルアーを振り払おうとするヒラスズキ。連続でバラしたあとだけに、取り込みは慎重。押し寄せるうねりもタモ入れをはばむ。
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南が仕留めたヒラスズキ。「ヒラスズキ、最高ですね。ハマります。豪快で引きが強い」このあと1匹を追加した。
フカセの合間にエギング
見えイカにはEGライダー!
春は大型、秋は数釣り。アオリイカにはエヴォリッジ。エギンガーの訪れない沖磯は、超高活性のアオリイカがひしめいていることもある。エギを底まで沈めて大きくシャクる。抱いてくるのは、フォール中。活性が高ければ抱き着いて離さないので、次のシャクりがアワセになる。EGライダーを常備しておけば、可能性は無限に広がる。
ショアジギングSHORE JIGGING
ナブラその時に
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ロックショア青物が強襲
初戦日振島、バラシによる敗北。リベンジマッチin隠岐の島 南康史ショアジギング、最強のターゲット・ヒラマサに挑んだ2日間
南がロッドケースからおもむろに取り出したのは、メタルキャスト110XH。伝統の赤い玉口はあるが、100gのジグをキャストできるルアーロッドである。 2度目のチャレンジで島根県隠岐の島を訪れていた。その2日目、沖を走る潮流の先にジグをキャストして底をとり、ソフトに2度シャクる。朝からこの動作を繰り返す南の竿にヒラマサが強襲した。だが、百戦錬磨の南の敵ではない。やり取りが難しいといわれるヒラマサだが、走るモーションを事前に察知し、反撃の隙を与えず、一気に取り込んだ。 「豪快で暴力的な引き、最高ですね!」
ロッドケースに収納可能な本格ショアジギングロッド。3種類の硬さがある。40gのジグでハマチを狙ったり、11㎝程度のミノーでヒラスズキを狙うならMH。100g超のジグや18㎝のプラグで10㎏オーバーを狙うならXH。その中間ならHを選択したい。
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初戦となる愛媛県日振島にて、フッキングには持ち込んだものの、ファイト途中でフックが外れてしまった。
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青物は気まぐれ。朝夕のまずめ時はチャンスだが、沖磯の場合、日中にも少なからず回遊してくる。その瞬間に巡り合うためには、キャストを続けるほかない。もちろん、ナブラがあれば、千載一遇のチャンスとなる。ブリよりもヒラマサの方がシモリを好むため、足場の近くにいる。
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朝まずめ、ロッドケースから取り出したメタルキャストに糸を通す。「ガイドキャップの付いた振り出し竿は瞬時に糸が通せて便利ですね」
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風神の異名を持つ南。南が磯に立つと天気予報をくつがえし、海が荒れ始めることが日常的に起きる。フカセ釣りには悪天候だが、青物にとってはむしろ好条件になることもある。
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磯際の攻防。根に走る習性が強いヒラマサではあるが、先の行動を読み、見事に根への突っ込みをかわすやり取りで体力をしぼり取る。
FIELD TESTER
南 康史
G杯チヌ全国大会優勝4回の実績を持ち、キングの呼称で知られるチヌ釣りの名手。もちろん、メインは磯チヌだが、実はブラックバスやエギングに出かけることもあるルアーアングラーな一面をもつ。
がまかつフィールドテスター。