GAMAKATSU がまかつ

ブランドヒストリー since 2002 HISTORY of がま磯 ATTENDER BRAND

真の胴調子を求めて…

まるでワンピースロッドのようでゴムのような粘りを発揮すること
そして誰もが扱いやすいがコンセプト

1st model since 2002

2002年・初代アテンダー。「よく曲がる竿は魚が浮かない」とは言わせません。をキャッチフレーズに登場。
胴調子ロッドの先駆だったが、松田はまだまだ完成には至らないと次を目指すのであった…

がま磯アテンダー 竿画像
2nd model since 2011

アテンダーⅡは2011年の秋に登場。新生するまで月日がかかったのは、それだけ研究開発とフィールドテストに時間をかけたということだ。
松田の理念がとことん生かされた。

がま磯アテンダーⅡ 竿画像
3rd model since 2023

最新最強のがま磯テクノロジーを纏って2023年にデビュー。
アテンダーⅡをさらに進化させた。よりゴムのような粘りの胴調子に磨きがかかった。

がま磯アテンダーⅢ 竿画像

テスターたちの要望で誕生

2002年に登場した初代アテンダーは、当時すでに発売されていたインテッサGⅢやグレ競技スペシャルⅡのように細くて軽くピンとした張りのある高弾性カーボンを採用したロッドではなく、フィールドテスターたちの「軽さや張りを重視したのではなくて、粘りのあるロッドもほしい」という要望があり誕生したのであった…。

折しも33tカーボンという新素材が注目を集めたときだ。このカーボンはまさしく磯竿には打ってつけで「粘り」という点でフィールドテスターたちの要望を叶えた。初代アテンダーはそんな粘りというコンセプトからスタートした。胴調子ロッドに必要なのは粘りなのである。しかし、現在の胴調子のロッドと比べれば真の胴調子ではなかった。

アテンダーⅡは松田が本格的に開発へ

松田はその初代の仕上がりには決して納得していなかった。目指すのは「ゴムのような粘い竿なんや」と…。
そこで松田の理想である振出竿の限界に挑むことでワンピースロッドのような真の胴調子をめざした。それがアテンダーⅡなのである。

しかし、アテンダーⅡはそう簡単には完成しなかった。松田が本格的に開発に乗り出してフィールドテストを何回も積み重ね、開発者と試行錯誤を繰り返し2011年に完成したのだった。

ゴムのような胴調子という松田の理想に近づいたアテンダーⅡが華々しくデビューした。折しも松田が大型の尾長グレ奪取に燃えている時代である。釣り場は高知県沖ノ島&鵜来島。そこの百戦錬磨のスレた特大尾長グレを相手に様々なテクニックを編み出していたときだ。特大尾長グレの馬力は半端ではない。それに対応もできるロッドであった。

パワーを存分に見せつけた胴調子

数々の切磋琢磨した胴調子の新機構を兼ね備えたアテンダーⅡのお披露目釣行、すなわちプロモーション撮影で2011年6月にアタックした。
釣り場は鵜来島の水島2番。手にするのはアテンダーⅡの2号5m。メタリックブルーが印象的なエンブレムが鮮烈で力強さが感じられた…。

サイトフィッシングで苦戦の末、とてつもない強い引きが立ちはだかった。胴調子のアテンダーⅡの曲がりから「デカい」と誰もがそう思った。
きれいな曲がりでありながら、そのバット部の反発力はただものではない。ヤツの超ヘビーな抵抗を受け止め、グイグイとロッドがおきてくる。やっと獲物が海面に現れたとき、タモに納まるのだろうかと思わずにはいられない衝撃にかられた。

なんと66.5cmの尾長グレが軍門に降った。絵に描いたようなプロモーション撮影だった。松田の真骨頂を存分に魅せつけてくれたシーンだった。同時にアテンダーⅡの胴調子の粘り強さを垣間見たのだった。

松田が海面に浮かせた尾長グレをタモ網に納める様子

無駄のないロッドワークでやっと浮かせた。タモ枠のサイズからその大きさは一目瞭然。

釣り上げた66.5cmの尾長グレを持つ松田

アテンダー
まさに凄いパワーを
見せつけてくれた

アテンダーⅡのパワーを証明したデカ尾長。折しもプロモーション撮影中の衝撃の出来事。松田の四国での自己記録、66.5cm。

最新最強アテンダーⅢ

2023年に満を持してアテンダーⅢが登場。さらに進化した最新最強のテクノロジーを纏って覚醒したのである。
高弾性高強度の素材を縦方向だけではなく横方向にも使った構造の「タフマトリックスシステム」、しなやかな曲がりの要となるロッドの継ぎに採用された「ウルトラアクティブサスデザイン」、「先短設計」、「低重心設計」である。これらの新機構が威力を存分に発揮するのである。

松田はその完成度にいまは満足である。「誰もが釣りやすい竿をつくらないかん」、という松田の竿づくりにおける最大のコンセプト通りの名竿の誕生である。
松田の脳裏にはさらなる野心が見え隠れするが、今の時点では最新最強のアテンダーⅢなのである。夢の70cmオーバー奪取に向かって…。

松田稔

松田のロッドに対する思い入れが凝縮されたアテンダーⅢ。「誰もが釣りやすい竿を作らないかん」という基本理念。

強い引きに負けず、しなやかに大きく曲がるアテンダーⅢ

アテンダーⅢ
これが究極の胴調子

ワンピースロッドのようにしなやかに曲がってくれる究極の胴調子。松田の竿づくりにおける理想のフォルム。