【フィッシングDAYS】#70 清流で入れ掛かり 高知仁淀川 盛期のアユ

・タックル

竿:がま鮎・競技GTI・Ⅱ 8.8m

鈎:G-HARD・V2・MシステムEX マイクロ3本錨

 

・ターゲット:鮎

日本を代表する淡水魚が今回のターゲットであるアユ。日本を中心に東アジア一帯に生息する。秋に川で生まれた稚アユは、海へと下り、翌年の春に川へとソ上する。仔稚魚の頃はプランクトンなどを常食し、川へとソ上してからは岩に付く藻類を主食とするようになる。石に付く藻類を食べることから、質の良い石の周辺を自らの縄張りとし、侵入者に激しく攻撃を仕掛ける。この習性を利用したのが友釣りだ。1年で一生を終えるため、解禁当初の若いアユから盛期のアユ、産卵を意識した終盤のアユと、季節の進行に伴って、その大きさや味も変わる。また、各河川に繁茂する藻類を食するため、川によって食味も随分とかわり、アユの味を競うイベントも各地で行われている。

 

・フィールド:高知県仁淀川

愛媛県の石鎚山系に源を発し、愛媛・高知両県を流れ、高知県で太平洋に注ぐ一級河川。四国では吉野川・四万十川に次ぐ大河川。全国で水質が1位になったこともあるほどきれいなやや青みがかった水は「仁淀ブルー」と呼ばれる。アユ釣りでは各種競技会が頻繁に行われるなど、全国的に知られている。他の河川が渇水や高水温で釣りにならない時でも、比較的水温は低めで渇水時でも釣れる場所が点在するため、人気も高い。周りの河川で状況悪化するほど釣り人が集まるので、人為的プレッシャーが高い河川でもあり、繊細な駆け引きが必要とされる。ただし、例年アユの魚影はすこぶる濃く、年による当たり外れの少ない河川である。