【フィッシングDAYS】#74 沼島沖で大漁 カワハギ数釣りテクニック

2023-10-17

フィッシングDAYS

・タックル

ロッド:EXSIGNAL KAWAHAGI (エクスシグナル・カワハギ)

仕掛け:競技カワハギ速攻、くわせ、AT

 

・アングラー:三石忍(テクニカルインストラクター)、鶴岡克則(フィールドテスター)

 

・ターゲット:カワハギ

国内では北海道以南から東シナ海まで生息する高級魚。厚い皮で覆われているが、料理の際などに皮が剝がしやすいことから付いた「皮剝ぎ」が名前の由来とされる。水中ではその場で定位して泳ぐ「ホバリング」をしながら、小さな口でエサを吸い込んでは吐き出す「咀嚼」を繰り返すことで、釣りの際にはアタリが出にくく、いつの間にかエサをかすめ取られることから「エサ取り名人」と呼ばれる。テクニカルな釣りゆえ、競技会での数釣り対象となっている。本来、旬は夏場だが、冬を迎えて準備のため、肝が肥える秋に人気がある。関東では禁漁期間を設けているエリアと通年狙えるエリアがあり、場所を選べばオフシーズンがないと言える。

 

・フィールド:南あわじ・土生沖

南あわじ市土生の沖に浮かぶ沼島は漁師の島として知られ、黒潮の分流が当たり、年間を通じて海水温が温かく、様々なターゲットが狙える。本来なら釣りにくい低水温期である2月には、磯ではチヌの乗っ込みが始まる年もあり、イシダイなどの底物も狙える。船釣りでは温暖な海域だけに、他のエリアに比べて成長の早いアオリイカのティップランフィールドとして知られるほか、カワハギやアジ、マダイはもちろん、年末には風物詩ともなっているサンバソウ(イシダイの若魚)狙いが有名。釣り船の多くは沼島から出船して土生港へ迎えに来てくれるスタイル。ちなみに沼島へは定期船で渡ることもできる。