【フィッシングデイズ】#95 超軽量ロッドで数釣り 鳥羽本浦かかりチヌ
・タックル
・アングラー:末吉一崇(インスタラクター)
・ターゲット:黒鯛(チヌ)
日本を代表する釣りのターゲットがチヌ(クロダイ)。各地方で多彩な釣り方がそれぞれに発展、進化を遂げ、チヌを求めて釣行を繰り返すマニアが多いのも特徴だ。波止、磯、筏、船、サーフなど釣りのバリエーションは非常に多く、それぞれの釣り方で入門者からベテランまでを受け入れてくれるありがたい魚だ。基本的に黒潮域の外洋より、内湾や河口などに多く生息する。雑食性のため、地方や釣り方によってエサのバリエーションは非常に多い。40cmを超せば良型、50cmを超すと「年なし」と呼んで釣りの目標サイズとなる。さらに60cmを超すチヌは「ロクマルチヌ」と呼ばれ、釣り人のあこがれ、夢でもある。
・フィールド:三重・鳥羽
三重県鳥羽市から南のエリアに向けての沿岸はリアス式海岸の地形で、湾が深く入り組んでいて、四季を通じて荒れることが少ないため、様々な魚の養殖が盛んな土地柄。そのため湾内は養殖筏がストラクチャーとなり、チヌを始め、マダイやアオリイカなどの保有量もすこぶる多い海域である。中でも鳥羽湾、的矢湾などはカキや真珠養殖が盛んで湾内はことにチヌの魚影が濃く、古くからチヌのかかり釣りの人気ポイントとなっている。年間を通じてチヌが釣れ盛り、チヌのかかり釣りを主とした大会も数多く開かれている。春の乗っ込みチヌに始まり、夏場には良型の数釣り、秋には中・小型の数釣りと季節ごとに様々な様相を見せる。また、鳥羽市内には遊漁船基地も数多く、エサ釣りやルアーなど様々な魚が狙える一大釣りフィールドとして中部圏を始め、関西からも数多くの釣り人が通っている。
がまちぬ いかだ 競技ファインマスター