釣果
ヤマメ 17~29cm 10本、イワナ 21~32cm 7本、ニジマス 23~40cm 3本
4月28日、今シーズン初めてとなる桂川へ釣行した、道中の気温計は-2℃を指していてあまりの冷え込みに魚の活性が悪くなる事が予測された。 途中で同行のTさんとN君と合流し三人でポイントへ向かう。 今回は本流釣り二回目となるN君に楽しんで貰おうと魚影の濃い都留漁協管内で竿を出すことにしたが、現地で川虫を採取しているとあまりの寒さに手がかじかんでしまい車に戻って暖をとる。
6:30過ぎに入渓、竿は河川規模にマッチし細糸も対応出来る「がま渓流 本流スペシャルⅡ S80」を選択、ハリス0.3号に「G-HARD V2 ヤマメ」の6号を結びミミズで探る。 水深は浅いが複雑に流れが合わさるポイントを流すと直ぐに魚信は出たが乗らない、餌をヒラタに換えると一発で乗ったが17センチ程のリリースサイズ。
次のポイントも小型が煩く、ミミズでは食い込めずヒラタや小型のクロカワで掛かる状況だった。
N君は初めて振る竿に戸惑っていたが何回か振り込みをレクチャーするうちに段々と遠くに仕掛けを振り込めるようになって来た、実績あるポイントを流し小型のヤマメを釣り上げて待望の本流初釣果となる。
間もなく掛かった2本目はかなりの大物で数分間やり取りしたあとハリスを切って逃げて行った、彼がハリス交換している間に私も竿を出すと泣き尺ヤマメが元気の良い引きを見せてくれて活性は問題ない事が確認できた。
その後N君の竿に再び大物が掛かる、後方からアドバイスを送ると慎重なやり取りを続けタモに納めたのは54cmの大型ニジマスだった。
あまりにゆっくりと釣っていたため途中から餌釣り師に入られてしまい後追いの形で釣り上がったが放流ニジマスや尺イワナが出るなど魚影が濃いため竿を曲げ楽しむ事が出来た。
お昼休憩後は更に上流部へ移動、岩盤帯の中に深みが点在する区間だが風が強くなり釣り難い状況になった、相変わらずミミズ餌では食いが悪くクロカワ中心に釣りを組み立てていく、風が強いこともありオモリもG1を3個付けや1号+B号2個等でポイントや風に合わせしっかりと沈むよう調整するとポイント毎に良型イワナが顔を出した。
大きな落ち込みの下にあるプールでは尺上イワナの後で大型ヤマメを期待させる魚体が掛かったがこちらは40cm弱のニジマス、これを最後に納竿したがこの日使った「G-HARD V2ヤマメ」は袖型でミミズやクロカワ等の長物にも対応出来るうえ、鈎先の磨耗にも強いので根ズレの多いポイントでも安心して使える逸品だ。
また今回使用した「がま渓流 本流スペシャルⅡ S80」だが高感度ソリッドを採用し食わせ易さと感度の良さを両立していて、掛けてからは尺上の引きにもパワー負けしない胴の張りで浮かせて取る事が出来た、期待の尺ヤマメは出なかったが次も楽しい釣行になる予感がしている。
![](https://www.gamakatsu.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/岩盤底の河川で深みや岩盤の溝を狙う。-scaled.jpg)
![](https://www.gamakatsu.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/自己記録となる54cmをつり上げたN君は本流釣り2回目。-scaled.jpg)
![](https://www.gamakatsu.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/無き尺ヤマメは居着きの綺麗な魚体だった。.jpg)
![](https://www.gamakatsu.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/午後に入った区間はイワナが多かった。-scaled.jpg)
![](https://www.gamakatsu.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/この日使った竿とハリ。-scaled.jpg)
タックルデータ
- ライン
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フロロカーボン 0.3~0.4号 オモリ ゴム張りオモリG~5B
- エサ
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ミミズ、ブドウ虫、川虫(クロカワ・ヒラタら・オニチョロ)
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