FRESH WATER

増水後は激戦区で良型狙い。

2021-09-01

渓流

望月竜也

釣行日2020年8月19日 場所山梨県南巨摩郡南部町 福士川

釣果

アマゴ23cm、イワナ15~37cm

今年は天候不順で真夏とは思えない雨が続いている、前日に200㍉近い降雨量があり増水している福士川水系へ釣行したのは8月19日。
勿論安全を優先して渡涉出来る区間を見極めての入渓だ。

 
竿が出せる上流部は頭上に樹木が生い茂り遠くからのアプローチは出来ない、しかし笹濁りの水況では5㍍クラスが最適と「がま渓流マルチフレックス粋我硬調5㍍」を選択。

ハリスは良型に対応できるよう0.5号を、鈎は適度な重さで浮き上がりを防ごうとハイパー渓流の7号をセット、餌のミミズを付けて流す。
普段は激戦区でシビアな釣りが要求される福士川だが、増水の影響だろう魚の活性が高く1投目から小型イワナが顔を出す。

 
その後も魚信が続きポツポツと掛かるが型は今一つと言ったところ、打開策が見つからずオモリを増やして流芯脇を丁寧に流すも小型主体の状況は変わらず。
大きい魚は抜かれているかと思い竿抜けを探すが9寸クラスが最大で数、型とも以前より悪くなっていることを感じながら進む。
平水時との水量の違い、今後も降雨が続くことから増水で避難しているのではと考えて小沢の落ち込みに狙いを絞り仕掛けを入れると今日一番の手応えだ。
尺は超えただろう魚体を丁寧にいなし久しぶりの良型の引きを楽しみタモに誘導、福士川では自己記録となる37cmのイワナが横たわった。

 
その後も目を凝らしてイワナを確認するも小型ばかり、林道へ上がり納竿しようと竿を仕舞いながら流れを見ると良型イワナが泳いでいるのが目に入った。
アプローチと取り込みを考え竿を「がま渓流マルチフレックス粋我硬調6㍍」にチェンジ。

仕掛けも新しいものに交換し鈎も触れたら掛かる「マスター渓流7号」を結びポイントの一段下から魚が定位しているだろう場所へミミズを振り込む。

 
一投目では反応がなかったが二投目で緩やかに流れる仕掛けが止まった、他のイワナが先に餌に気付き食いついていない事を願いつつ合わせを入れると重量感のある手応えが竿を通して伝わってくる。

竿のパワーを生かし慌てずやり取りして浅瀬に誘導すると32cmの美形イワナだった。
早速写真に納め、それまで釣った良型のイワナも数尾合わせて放流、この魚達が子孫を残し渓が活性付くことを祈って納竿した。

タックルデータ

ロッド

がま渓流 マルチフレックス粋我 硬調 5m、6m

がまかつ ハイパー渓流マスター渓流 7号

ライン

フロロカーボン 0.5号 

オモリ ゴム張りオモリG~5B

エサ

ミミズ、ブドウ虫

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