SALT WATER

いよいよ尾長グレの季節到来!

2022-05-31

磯(上)

塩田哲雄

釣行日2022年5月8日 場所静岡県賀茂郡西伊豆町田子 沖のコブ

釣果

尾長グレ30㎝〜42㎝5匹

伊豆半島の水温は19度台にまで上昇して、例年通りに小鯖の大群がエサ取りとなっているとの情報が入ってきた。エサ取り対策として、コマセ、サシエサ、仕掛けを色々考えて準備万端で向かった先は西伊豆の田子地区。狙いは口太グレではなく、尾長グレ。ここ数年地球温暖化の影響か、黒潮の経路が影響しているのか、伊豆半島で釣れる尾長グレのサイズがアップしていると感じている。そして、プロポーションも伊豆諸島で釣れる尾長のようにグッドコンディションな奴が多くなっている。組んだタックルは、良型尾長狙いでも信頼のがま磯インテッサGⅤ1.25号。上がった磯は田子地区沖のコブ。コマセを撒くと案の定、5㎝ほどの小鯖が辺り一面大集合。エサを付けたハリを海面にちょっとでも付けようものなら釣れてしまう。コマセ投入点、潮筋だけでなく、どこでも小鯖状態に早々に戦意喪失になりそう。円錐ウキ仕掛けで釣り開始したものの3投で仕掛けチェンジ。理由は、サシエサにネリエサを使うので、円錐ウキだとネリエサの重みで沈んでしまうため。しっかりタナをキープしつつ、ウキが沈むアタリを捉える作戦。作戦がハマった。仕掛けを投入し、コマセを撒いているタイミングで、竿先まで引ったくるアタリが来た。やり取りから感じたのはまあまあの重量感。しかし残念ながら途中でハリはずれしてしまった。今が時合いと同じポイントを狙う。仕掛けが馴染んで直ぐに棒ウキがゆっくり沈み出した。ウキがギリギリ見えるかどうかまで沈んだ時、一気にサミングした指を弾く強烈なアタリ。がま磯インテッサgⅴの弾力と寄せる力を信じ、とにかく魚を浮かせて姿を見るまではわからない。白っぽい魚体が海面から分かるまで浮かせた。もしかしてイスズミ?道理で引が強い。なかなか奴は浮いてこないはずだ。と感じたものの、まだ奴の姿をはっきり認識できるまでは浮かせていない。もう少し浮かせて見るまで慎重にやり取りを心掛けた。少し時間は掛かったが狙いの良型尾長グレだ。陽の光で尾長の鱗が輝いて美しい。体高があるコンディション良好な尾長であった。メジャーで計測すると42㎝。長さは納得サイズではなかったが、伊豆諸島で釣れるようなプロポーションをした尾長に大満足。その後はバラシもあったが、小鯖のエサ取りが非常に煩くて釣りにくい中、十分楽しめた釣行であった。

タックルデータ

ロッド

がま磯インテッサGⅤ1.25号5m

A1ひねくれグレストレート5号、6号、7号

ライン

2500番レバーブレーキタイプリールに2号道糸

エサ

オキアミ9kg配合エサ3袋

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