釣果
アマゴ 41cm、51cm各1匹
秋。
朝、窓を開けて飛騨の道を車で走らせていると少し寒いぐらいです。
秋の魚たちは子孫を残す為に、数々の障害物を乗り越えて遡上してきます。
今回は、この溯上魚が狙いです。
実のことを言うと、気が早いせいか9月に入って4回のタコ坊主。
秋の大物釣りは、恥ずかしながら今回で5回目です。
朝、3時に自宅を出発して車で2時間。
そこから道なき道を歩き、約1時間で川に到着。
そこから更に上流へ30分位で魚止めの滝壺。 ここが今回のポイントです。
とりあえず背中の荷物を下して、煙草に火をつけて滝を見上げると、 6メートルはあろう上手から水飛沫をあげながら、物凄い音を立てて水が落ちています。
最も深い所で3メートルはあるでしょうか。 いつ見ても絵になる滝です。
栄養ドリンクを一気に飲み干し、いよいよ戦闘開始。
ミミズを付けて手前から仕掛けを送り込みます。
運が良いことに一投目からアタリ。合わせを入れると滝壺の中を走り回ります。
しばらくのやり取りで魚は息を切らせタモの中へ。
綺麗なオスの鼻曲り41センチです。
この時期は一匹大物を釣ると1号ラインでも大事をとって仕掛けの全てを交換。 過去に何度か痛い思いをしているからです。
元気なミミズを付けて同じように手前から送り込んでいきます。
しばらくすると、小さなアタリ。
一呼吸おいてから合わせを入れます。
オッ、デカいっ!
さっきとは、全然違う力とスピードで白泡の中に突っ込んでいきます!!
本流スペシャルP75が見事な満月。 何とか白泡から引き出し徐々に力を奪っていきます。
水の中では朱っぽい魚体が、うねっています。 寄せては引っ張られを何回繰り返したでしょうか。
ようやくタモに収まったのは、何とも言えない淡いピンク色に染まった美しい鼻曲り。
四日間の苦労が報われた瞬間でした。
画像1:婚姻色の出たアマゴ41cm
画像2:淡いピンク婚姻色の老アマゴ51cm
画像3:42cm、51cmのアマゴ
タックルデータ
- ロッド
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がま渓流本流スペシャルP7.5m
- 鈎
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スーパートラウト9号(餌:ミミズ)
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