SALT WATER

【船】平井 憲(和歌山県 みなべ堺沖)

2015-02-11

平井 憲

釣行日2014/10/27 場所和歌山県 みなべ堺沖

釣果

マダイ 30~54cm 6匹、メジロ 70cm 1匹、アオリイカ、イサキ

和歌山県 みなべ堺沖の落とし込みと真鯛釣り

日増しに寒さもます和歌山 みなべ沖では、旬のメジロ・真鯛が 釣り味・食べ味共に最高にいい頃である。

この日は、プロ野球解説でもおなじみの田尾安志さんと、爆釣“田尾安志の釣りブログの撮影も兼ねての釣行を純栄丸の湯川 佳基船長にお願いした。

午前6時に田尾さんと私を含む6名でみなべ堺港を出船。20分程で落とし込みポイントに到着、朝から小雨が降り、海上も下り模様と 生憎の天候。いつまで、竿が出していられるか!?不安がよぎる。

前半は落とし込み釣り。水深60mのポイントで中層〜底付近にいるアジ・イワシ・小魚を太いサビキ仕掛にかけて底付近にいる青物や底物を狙う。佳基船長は、スパンカーを立て魚群探知機・潮風をみてポイントに船を流す。

今回の落とし込みタックルは、CHANNEL MARK 50号2.7mパワーシリーズ極太サビキ落し込み仕掛を使用した。

船長の合図で仕掛を投入、着底から20mの間でサビキ仕掛けにベイト(エサの小魚)を掛けるのに少し手前からスプールにブレーキを掛け、着底したら確り底を取り ベイトのいるタナを探る。早巻き上げに、急速落下がベイトは掛かりやすいのだがこの日は、潮もあまり動かず、ベイトの乗りが悪い。ベイトが掛かっても直ぐはずれてしまったりと、魚の活性がかなり悪い。3回目の流しでようやく、水深約45mでベイトが掛かる。海底〜1mでアタリを待つ・・しばらくするとベイトが暴れる前アタリ!続いて竿を叩くが、ここでアワセた物なら、ハイ!それまでよ そして竿が海面に突っ込む!ここで竿を立てて竿に乗せる

この釣りは向こうアワセ!確り喰い込んでからアワセよう。

魚の衝撃をCHANNEL MARK 50号2.7mは吸収して引っ張り上る。この日の初顔は70cmのメジロだった。その後田尾さんもオオモンハタを釣り上げるが、ベイトが中々乗らなく、海上も白波が立ち始めたので、早めに真鯛釣りに変更する。

水深約80mの真鯛ポイントを流し釣りで狙う。

真鯛タックルは、手持ちの喰い込み重視で、がま船 デルフィーノ30号3.0m・ライン-PE-SS 3号・天秤50cmにステンカゴ・クッション2mm×1m・真鯛ふかせ2〜3本鈎6m〜8m仕掛・錘80号を使用した。

落とし込み釣りと同じく、潮も悪く魚の活性が弱いので、ベタ底を探る。

底からハリス半分程を巻き上げ1回目のマキエを振り出し、残りの分のハリス分を巻き上げ、2回目マキエを振り出す・・ハリスが 馴染むと、がま船 デルフィーノの竿先に小気味良いアタリだ!隣の田尾さんも同時にダブルヒット!1投目から二人の竿を叩いてくれた。顔を見せてくれたのは、54cm(写真)と45cmの本命の綺麗な真鯛だ。

その後も小鯛・チダイも含めてポツポツと順調に顔を見せてくれるものの、海上が一層荒れ始めウサギが多く姿を見せる。これからが時合いで、良型の顔を見たいところだが、天候には勝てず納竿とした。悪天候と条件の悪い中であったが、落とし込み・真鯛釣り共に本命の顔を見る事が出来た。

これから、真鯛釣りは型・数共に大変期待が持てると思います。何釣りをするか、事前に船長に相談して是非楽しい釣りをして下さい。

※純栄丸では、CHANNEL MARK 50号2.7mが試釣出来ますのでご希望の方は 船長にお申し出下さい。 

(天秤釣りの餌・投入のポイント)マキエカゴに沖アミを7〜8分目入れ、サシエはしっかりしたオキアミの尾羽を切り取りそこから鈎先を腹側に抜きオキアミが真っ直ぐなるように付ける。又は一匹掛けしたオキアミの腹側から出た鈎先を腹から尾に向けて刺し、腹合わせに二匹掛けする。この時もエサが回転しないよう尾羽を切りエサが真っ直ぐなるように付ける。この日のように潮の速い時は特に差し餌の尾羽を切り真直ぐ刺さないと、差し餌が回転して喰いが悪くなるので気を付けることが必要です。

仕掛の投入は、潮下に他の乗船者の仕掛がある場合、天秤・マキエカゴから投入、ハリスを持ち誘導して先鈎手前で道糸に絡まないよう放す。潮下に他の乗船者の仕掛がない場合は鈎先から投入しても良いが、風の影響等で船が振る事があるので、投入時は廻りの状況を適格に判断しましょう。時合いでのトラブルを避けることによって他の乗船者や自分の釣果につながります。

(基本のタナ取り)船長の指示タナがある時は指示タナからハリスの約半分、ハリスが6mならば指示タナからコマセカゴを2〜3m落とし一回目の撒き餌を竿で大きくあおり撒き、そのまま指示タナまでコマセカゴを巻き上げ二回目の撒き餌を撒きアタリを待つ。本アタリが無く差し餌が取られるようであれば、タナを上げ、差し餌が残るようであれば、タナを下げて差し餌の状況を見てその日のアタリタナを探る。指示タナがない場合、正確に底ダチをして底からハリスの半分程の位置で1回目の撒き餌を撒き、残りのハリス分巻き上げ2回目の撒き餌をする。後は指示タナのある場合と同じ要領である。通常春に比べ秋から冬のアタリタナは底目である。

今回の使用竿は、CHANNEL MARK 50号2.7m、あらゆる釣りに対応出来るように8アイテムが用意されています。細身軽量 反発力・パワー・ネジレ抑制に優れる「パワークロスシステム」・基本7:3調子で底取り・マキエ・合わせの操作を行い・魚が掛かれば6:4調子、大型には5:5調子で魚の引を吸収してバットパワーで浮かせる がまかつ独自の「アクティブサスデザイン」でポテンシャルを最大限に引き出す。

タックルデータ

ロッド

CHANNEL MARK 50号2.7mがま船 デルフィーノ30号3.0m

パワーシリーズ極太サビキ落し込み仕掛真鯛ふかせ2〜3本鈎6m〜8m仕掛

ライン

ライン PE-SS 3号~4号、リール 小型電動リール、中型電動リール

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