SALT WATER

【船】平井 憲 (和歌山県 みなべ堺沖)

2015-02-11

平井 憲

釣行日2014/12/05 場所和歌山県 みなべ堺沖

釣果

オナガグレ 30cm〜37cm 12匹、イサキ 38cm 1匹、アイゴ 32cm 1匹、オオモンハタ 28cm 1匹、アオブダイ55cm 1匹

12月に入り和歌山県・みなべ沖では、正月に向けての真鯛釣りが盛んだ。

12月中頃から寒グレのかかり釣りが始まるのだが、ここ数年水温が高いため 釣り始めから終わりが、1ヶ月程遅れている。

数週間早いと思われるグレのカカリ釣りだが 今回、田尾さんのスカイAスポーツ+「爆釣!田尾安志の釣りブログ」の撮影を兼ねて、本来なら数週間後から始まる寒グレの様子を伺いにみなべ堺の純栄丸湯川佳基船長にお願い致しました。

午前11時に出船。堺港を出ると海上はかなり風と波があり、15分程でポイントに到着。3m程の波と北西の強風で釣り辛い状況だ。

がま磯 エリネス 1.5号 4.7mを使用。磯仕掛で、グレを狙う!

小さめのしっかりしたオキアミの尾羽を切り鈎先を尾から頭に刺し目の間に抜く。

田尾さんが右舷艫・私は左舷艫に釣り座を取り、ウキ下を3ヒロ半にして船が右舷方向に振るのを見計らって足下に同調マキエとエサ取り用にもマキエを分散して入れ、沈み根の際を流す。波も高く、北西風で海面が滑りウキが先行するので道糸を修正。また 船が振るので磯釣りと比較してもかなり余分な糸フケが出るので注意いながらサシエが先行するようにラインを修正する。20m程出たところでウキがゆっくり水中に吸い込まれる!リールのベールをロックしてハンドルを数回巻き取り、竿に乗ったのを確認してしっかりもう一度アワセル。この日一投目に顔を見せたのは38cmのイサキでした。

その後しばらくして田尾さんが30cmのグレを釣り上げるものの大波と強風の中、後が続かず・・・この日は田尾さんのスカイAスポーツ+「爆釣!田尾安志の釣りブログ」の撮影もあって違った竿の曲がりも欲しいと・・

グレの時合い待ちに私は、「CHANNEL MARK30号 2.7m・小型両軸リールに船ハリス100m・真鯛王5号をチョイスして完全ふかせつりで、上から底までのタナを探って見る。

ラインが12m程出たところで、アタルのは、チャリコ(真鯛の幼魚)・ウリボウ(イサキの幼魚)だ。マキエでチャリコ・ウリボウ等の餌取りを分離するように試みて仕掛を入れる。

ラインが38m出たところでスプールが音を立てた!・・CHANNEL MARK30号 2.7mが弧を描く。海面から顔を出したのは55cmのアオブダイだったが、番組としたらグレ以外の魚も欲しいので大正解。

この時点で潮も変わり海上の状況もかなり悪く撮影スタッフさんも限界だ。

湾内近くの風・波の影響の少ないポイントに移動して、後半2時間余りをグレタックルに戻しグレ釣りに集中です。

状況は一転!波も風も激減、仕掛のコントロールがしやすい。ウキ下を3ヒロからスタートする マキエを足下に入れて同調マキエをくわえる。サシエを先行させながら送り込むと竿2つ程出たところでウキを押さえるアタリ!ラインを止めて誘うとウキが一気に吸い込まれる。グレのアタリが一投目から6連発!30〜37cmが顔を出す・・田尾さんも絶好調で番組名どおり「爆釣!田尾安志の釣りブログ」と相成り午後5時に納竿した。

12月後半からシーズンとなるだろうカカリの寒グレ釣り。少し早い取材ではあったが今年の寒グレ釣りはこれから型・数共、大変期待が持てるだろう。

みなべ堺沖の純栄丸では、ベテランはもとより初心者も十分楽しめる遊漁船です。初めての方は船長が丁寧に指導してくれますので是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

平井 憲の関連レポート

船の関連レポート