SALT WATER

【船】平井 憲(京都府 宮津市)

2015-11-22

平井 憲

釣行日2015/11/06 場所京都府 宮津市 宮津沖

釣果

ケンサキイカ 11杯、ヤリイカ 36杯

夜寒が身にしむころとなった。

ここ宮津沖の海水温はまだ20度余りあり餌取りもまだ多く見える。

宮津市大島の養老漁港に出船基地を置く大型遊漁船の新幸丸ではマダラ、オニカサゴ、沖メバル、シロソイなどの根魚以外にもシロイカの良型狙いが、またこれからはヤリイカが面白い。

シロイカ釣りは仕掛のトラブルを無くす事が大事で、初心者の方はスッテの数を5本までにして枝間は80cm〜150cm程でされると風が強い時など糸絡みのトラブルを抑えられる。スッテのエダスの長さはその日の潮の速さや烏賊の乗りを見て変える。潮が速くシロイカの乗りが悪い時などはエダスを長くするのもよい。またカカリ釣りで置き竿の低速巻き上げ釣法をする時なども長目のエダスが有利だ。竿は柔軟で喰い込みの良い物を。ただしエダスが15cmを超えるものはトラブルにつながるので注意。スッテは同じ物が並ばない様に付け、何本かは号数も変えてその日のアタリスッテを見出してそれに変えるのも釣果につながる。フック仕様にするとスッテ・エダス交換が変更が容易だ。

シロイカは終盤に入り数は出ないがメタボの良型が釣れている。10杯も釣れると肉厚なのでボリューム満点だ。

ヤリイカは秋から春のこれからが釣り期に入り、数・型共に期待が持てる。全国的に見ても、ヤリイカは食味の良さと独特の上下のシャクリ釣りの面白さが人気だ。今回のヤリイカの仕掛けは11cmサイズのプラズノを7本、下から4本目を浮きスッテに1つ付け替えたものを使用した。ヤリイカのシーズンは風が強く波も高いため長い仕掛けのトラブルが起こりやすい。筒の投入器(バズーカ)があるとスムーズな投入ができるので便利だ。

6時前に養老港を出船して約1時間で宮津沖水深160mのポイントを流した。船長が魚探を見ての移動釣りで、船長の合図で素早く仕掛け投入。着底したら底ダチを取り上下のシャクリを入れて聞く。アタリが無ければタルマセ釣りで仕掛けを寝かせてベタ底を上下の誘いで探る。ベタ底で乗りがなければ、底から10m程を上下のアクティブなシャクリでプラズノを踊らせてアピールして乗せる。乗りの確認は大きな上へのシャクリでズッシリ重量感が出るが、スルメ程は明解ではない。

ベタ底での乗りが多く出た。この釣りは誘ってなんぼの釣りである。

この日ヤリイカは19〜33cmが36杯とスルメイカ15〜30cmを6杯の釣果で納竿した。

※新幸丸では、マダラ・オニカサゴ・ヤリイカ釣りに出船しています。船長に連絡してから釣行下さい。

※この釣りは根掛かりが付きものなので錘と仕掛の予備は多めに用意する事が必要です。

※新幸丸では専用仕掛けを販売していますので必要な方は船長に申し出て下さい。

タックルデータ

ロッド

ライブラ タイプL 1.8mライブラ タイプMH 1.8m

ケンサキイカ 浮きスッテ3号(市販イカスッテ5本〜7本セット)、錘50号ヤリイカ プラヅノ(11cm)市販プラヅノ5本〜7本セット、錘100号

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