SALT WATER

【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)

2016-01-30

平井 憲

釣行日2016/01/07 場所和歌山県 日高郡 日の岬沖

釣果

マダイ 38〜55cm 5匹、サバ44cm〜48cm 4匹、ソーダガツオ 47cm 1匹、カワハギ 26cm〜28cm 2匹

サンスポさんから「年始は真鯛ですよね!」とのお言葉を頂き、今年の初釣りは、“おめでたい”真鯛に決定!(去年はメジロ・ブリでした)

昨年の暮れから水温等の影響もあり和歌山の真鯛の釣果が伸びていない状況。岬丸の冨田紀章船長・北村耕介副船長の案内で日の岬沖に真鯛の顔を拝みに出向いた。

年始は和歌山県比井港から出船する岬丸さんの真鯛カカリ釣り。

真鯛は日本人の好みに合う姿と味の魚の代表と言っても過言でなく昔から祝い事には欠かせない魚で生息は日本各地の沿岸に分布し陸水の影響を受け沿岸水域を好む。水深約10m〜100mの岩礁周辺に生息する。黒潮の影響が強い南日本太平洋沿岸には生息は少なく尖閣諸島を除いて琉球列島にはいないとされている。真鯛の成長は地域環境によるが、体長50cmを越えるのには5年〜8年程と言われている。

午前5時前に比井港を出船、午前6時前にポイントに到着。ソナー・魚群探知機と潮・風の状況をみて時間をかけて午前6時過ぎにスパンカーを張りアンカーを数回掛け直す。

釣り座は左舷艫、水深50m水温18.7度北東の風が強く潮は上り潮で船の舳先に流れ私の釣り座は潮上と厳しい状況。釣り初めて20分、天秤カゴから投入続いてハリスからサシエと送り込む。着底前には糸フケを取り着底したら素早く確実に底ダチして底から4m(ハリス6mの場合)でマキエをして4m巻き上げ2回目のマキエをしてアタリを待つ。リールカウンター42m、2分程して竿を大きく誘い上げゆっくりエサが落ちる要に誘う。小さい前アタリの後に即本アタリ!竿に乗せてアワセを入れて竿を立てる。45cmの真鯛が薄暗い海面に綺麗な姿を見せてくれた。

この要領で午前9時までに38cm、40cmの真鯛と44〜48cmのサバを2匹釣り上げた。その後の1時間の10時までは、潮もほとんど止まり50号の錘でも仕掛は真下から上がって来る状況で、餌取りの猛攻撃で鯛のアタリは出ない。

オマツリの恐れも無いので残り1時間半余り完全ふかせ釣りの釣方に変更。上手く流せば残り時間の1時間で4回程の投入が出来る。

マキエを前打ちして3本鈎の12mの仕掛を先鈎から投入追いマキエを入れ、続いてフロロカーボンの道糸を15m振り込む2分程でラインが張りゆっくりフリーのスプールが回転する。45m程ラインが出たところでラインにテンションを与えて糸フケを取り、50m過ぎたところで誘いながら送り込むと56mで一気にラインが走った。2、3秒程指でスプールを軽く押さえた状態で走らせて竿に乗せて合わせる!この日最長寸55cm雌の綺麗な真鯛が顔を見せた。この要領で完全フカセ釣りでは55〜44cmの真鯛と45cmと47cmのサバを釣り上げ12時に納竿とした。今年の初釣りは綺麗な雌真鯛にも恵まれて良い年の始まりとなった。めで鯛。めでたい。

今後は、水温が安定してくれば釣果は伸びるが、ここ日の岬沖の現在のポイントは、釣り初めてから3時間(午前9時まで)が餌取りも少なく真鯛に巡り逢えるチャンスである。集中すれば必ず真鯛は釣れるはず。この間はトラブル無く、確りと仕掛けを出して探って欲しい。

今の真鯛は脂の乗りも良く身も締まり絶品。是非真鯛釣りにお出掛けあれ。

岬丸さんはしばらく真鯛・イサキ釣りで出船。その後は寒サバの季節に入る。益々ご期待のほど。

※岬丸の受付は岬旅館フロントにてお願いします。

※岬丸では、CHANNEL MARK 50・80号 がま船 真鯛ハイパースペックが試釣出来ますのでご希望の方は 船長にお申し出ください。

※岬丸では仕掛は船に常時用意してあるので必要な方は船長に申し出てください。

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