SALT WATER

【船】平井 憲 (京都府 宮津市)

2016-04-16

平井 憲

釣行日2016/04/01 場所京都府 宮津市 宮津沖

釣果

アラ46cm〜57cm 2匹、シロソイ 28cm〜36cm 4匹、カガミダイ44cm、マフグ47cm、沖メバル30cm〜37cm 3匹

春たけなわの季節うららかな日和が海水温も上昇させて魚達の活性を煽り立て始めました。京都府宮津養老港の大型釣り船新幸丸は、オニカサゴ(イズカサゴ)を年間通して、これからの時季は沖メバル、シロソイ、ガシラ。生き餌(カタクチ鰯・ムギ烏賊・小アジ等)でのアコウ(キジハタ)、ヒラメが狙える。また、4月に入ると活き餌を使って幻の魚とも言われているアラを狙う。アラは沖メバルやシロソイ狙いでの出船時にまれに姿を見せてくれる事があるが、これを専門に釣らせてくれる船は少ない。

アラ(オキスズキ)スズキ目スズキ科ので、相撲界でアラとよばれるのチャンコ鍋のクエやハタ類の魚ではない。水深約100〜300mの岩礁のある砂泥地に生息する。料理は鍋や焼き物、フライ等、特に刺身は2日ほどおいて熟成させたもの薄造りが美味。(市場にはほとんど出回らない事もあり・・その味は絶品だ)

午前6時半、生き餌の小振りムギイカ、タバコサイズのカタクチイワシを新幸丸の生け簀に入れ込む。この日の餌はカタクチイワシが多い。右舷舳先に釣り座をとり養老漁港をGFG関西の片岡さん、峰松さん含む8名の釣り人で出船。時間30分程で経ヶ岬沖のアラのポイントに到着した。約水深160m〜130mの岩礁地帯が点在すポイントを狙うが、潮はほとんど動いていない。

この釣りは深場の流し釣りなので一流し一投が基本だ。仕掛けを入れるタイミングが遅れたり再投入したりすると潮・風の状況ではオマツリする事があるので注意が必要です。船長に再投入できるか確認して欲しい。(潮や風のない場合は再投入が可能)

8時20分船長の合図で一斉に仕掛けを投入する。着底20〜30m手前からブレーキをかけ糸フケを取る。錘が着底したら底ダチをしてもう一度素早く底を確実に取り0〜1m程底を切る。カケ上がり・カケ下がりに合わせて底を探る。今回仕掛けが4.6mなので海底から5m程を探る事になる。60分後、竿先をゆっくりリフトして底を50cm程切りゆっくりおろし誘う。竿を叩くアタリの後聞きアワセ!重みを感じる本アタリで一気に。チャンネルマーク80号2.7mが弧を描く!

大物ではないがアラのようだ!アラは鈎掛かり直後の引きは強烈だ!根に入る事のあまり無い魚なので、竿の弾力とリールのドラグを使い無理はしないことである。この日3匹目に釣り上がった魚は幻魚のアラ!良型とは言えないもののこの時期56cmのレギュラーサイズが顔を見せてくれた。これでどうにか御役御免!この日の生き餌はイカもイワシも小振りで、釣れるアラも餌に比例して小振りか?餌が大きければ大きいアラも喰って来るかも知れない。

※アラ・根魚ポイント

今回のアラ・根魚のエサは、10cm前後のイワシ・胴長6〜8cm程までのムギイカ(小型スルメ)を船で用意してもらった。生き餌の大きさに合わせて鈎(仕掛け)を選ぶと良い。船長に現状の餌の大きさを確認することだ。それ以外の餌も事前に用意していくのも良い。

シロソイ、ガシラ、カレイ等の餌はサンマ、サバ、スルメイカ等も短冊に切りチョン掛けする。ヒイカ、アジ、イワシ等小さいものは一匹掛けする。

(船に餌は付いているが切り身になっていないので、自分で切り身にする等、前持って用意していくのも手間がはぶけて釣果につながる)

※この釣りは根掛かりが付き物なので錘と仕掛の予備は多めに用意する事が必要。

※新幸丸では専用仕掛けを販売していますので必要な方は船長に申し出て欲しい。

※今回使用のがまかつCHANNEL MARK 80号 2.7mは新幸丸に置いているので、お試しをご希望の方は船長に申し出て欲しい。

タックルデータ

ロッド

CHANNEL MARK 80号 2.7m

大物泳がせ仕掛船根魚五目2本仕掛

ライン

ライン PE-SS 3号、錘 100号

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