SALT WATER

【磯(上物)】塩田哲雄(東京都 神津村)

2016-07-21

磯(上)

塩田哲雄

釣行日2016/07/20 場所東京都 神津島 タダナエ群島 カド

釣果

オナガグレ 47cm、イサキ30cm〜38cm 30匹

この時期神津島の大型尾長釣り場であるオンバセ郡礁はタカベのきんちゃく網漁があるため、この日もタダナエ群島へと向かった。

前日に上がった明神下も再度アタックしようかと考えたが、船長の薦めでカドへと上がる。

ワンドへと渡船を着けて磯際と沖の潮筋を狙う釣り方になる。釣り始めは沖を本流が流れていて引かれ潮が勢いよく出ていた。

ワンドの際には良い感じにサラシができ、際狙いには申し分ない。しかし、磯際にはチョウチョウウオ、タカベ、イサキが大群となり浮いてきた。案の定イサキが入れ食いとなる。

沖も狙うがイサキ連発。本来なら嬉しい魚ではあるが、あくまでも大型尾長グレ狙いにはいかんともしがたい。一年でもそうはないべた凪だ。カドの釣り場と地続きとなる平段の1番と2番を見に行ってみた。どこのポイントも良さそうではあるが、足場が悪く、まだ潮が高いためバッカンや竿を持って向かうとなるとかなり厳しい。

しばらく待って平段の1番と2番先端部で2時間ほど竿出しをしてみた。結果はやはりイサキが入れ食いに。そのうち潮が効き出せばとやってみたものの逆潮になり潮裏となってしまう。上げ潮になると元の釣り場に戻れなくなるので諦めて戻ることとした。

朝の潮とは違い、当て潮が入りワンド内はざわざわとして仕掛けは磯際に戻され右へと速く流れていく。朝ほどではないが相変わらずイサキは浮いてきて、どのポイントに仕掛けを投入しても釣れてしまう状態。

そうこうしていると沖に潮がまっすぐに出はじめた。ダイレクトに狙うと60cm超えのツムブリがヒット。続いてかなりの大型魚がヒットするも暫くやり取りの末ハリ外れしてしまう。

沖への潮はすぐに終わってまた当て潮に。しかし、磯際にいたエサ取りが見えなくなる。片付けの時間も考慮して最後の一投と入れた仕掛けをバリバリっと引き出す強烈なアタリがきた。がま磯 インテッサ G-Ⅴの感度抜群のスーパートップ穂先を通して竿全体に伝わる感触。まさに尾長グレと感じられた。何度も磯際に突っ込むのをやり取りでかわし、ようやく取り込むことができた。47cmの尾長グレ。体高があり見た目は優に50アップに見えるいいグレだ。

半ば尾長グレは諦めていただけに最後の一投に神津島の女神が微笑んでくれた。梅雨がまだ明けきらないなか、まるで真夏のような天気であったが、神津島の釣りを満喫することができた釣行であった。

タックルデータ

ロッド

がま磯 インテッサ G-Ⅴ1.75号 5.3m

テクノグレ 8号 9号A1 口元尾長 8号 9号

ライン

リール 3000番 レバーブレーキタイプ、ライン 4号、ハリス 3号〜5号 5m、ウキ 000〜2B

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