SALT WATER

【船】平井 憲(京都府 宮津市)

2017-10-21

平井 憲

釣行日2017/08/03 場所京都府 宮津市 宮津沖

釣果

オニカサゴ 28cm〜41cm 11匹、レンコダイ 2匹、ガシラ 4匹、沖メバル 2匹

この日は関西テレビ村西利惠アナの取材アシストで京都府宮津市大島養老港の新幸丸に『鬼退治』。ベタ凪ぎで天気も良い釣り日和の朝5時半に出船し、7時前頃から水深160mのポイントで釣り開始。村西利惠アナは初アタリで良型のオニカサゴを釣り上げ、この日は6匹のオニカサゴにレンコ鯛、沖メバル、ウッカリカサゴを釣り上げて中型クーラーボックスも満腹で午後1時に納竿した。

餌はサンマ、サバ、イカの切身をチョン掛けにする。ヒイカ、イワシ等小さいものは一匹掛けにする。船に餌は置いてあるが切り身になっていない。そのため自分で切り身にする必要がある。事前に切り身を用意していくのも手間がはぶけて釣果につながる。

船長の合図で、先鈎から投入する。ハリスが伸びたらハリスと天秤が重ならないようにしながら天秤を沈める。水深があるので潮や船の流れで糸フケが出やすい。乗船人数が多い場合は、左右の乗船者のラインの出方に注意して糸フケを修正しながら落とす。

海底手前でスプールにブレーキを掛け、糸フケを抑え、着底したら完全に糸フケを取り底ダチする。タナ取りは海底から50〜100cmをキープ。海底は起伏があるため底ダチ、タナ取りは忠実に行う。食いの悪い時はベタ底を這わすように探る。忠実なタナ取りは誘いにもなる。時々竿を動かして誘いパターンを変える。この魚は上からの落ちて来る餌によく反応する餌待ちタイプの魚のため、竿を大きく煽ってゆっくり落とし、上から落ちてくる餌を演出するのも効果がある。また、竿をあおる事で居食いの察知にもなる。

オニカサゴは水深約100m〜200mの岩礁の点在する砂泥地に生息する。カサゴの中でも最も厳つい面立ちで、顔からエラとヒレに多数の鋭い毒棘を持ち、手などに刺さると猛烈に痛みを伴う。釣り上げた後の鈎外しや、持ち帰り後の料理の際は十分に注意しよう。この手の釣行にはアイゴバサミやプライヤーなどと料理バサミを携帯して、釣り上げた時点でトゲを切り取るのが賢明。切り取ったトゲも刺さる事があるので注意しよう。

オニカサゴは最大50cm近くまで成長する。一般的に沖釣りでは25cm〜40cmクラスが対象で、30cmクラスがレギュラーサイズである。この魚は成長が遅いので保護のためにも、20cm程の小さいものは、なるべくリリースしたい。オニカサゴは水圧の変化に動じないので、ガシラとは違いリリースも可能である。

オニカサゴ仕掛 3本鈎仕様はスタンダードな基本仕掛でサメ等の外道が多い時に使用。ソフトビーズを外すと餌取り対策を含め効果的。

オニカサゴ仕掛 フロート仕様は先鈎にフロートを装着。潮が動かない時や置き竿聴法時に効果的。

オニカサゴ仕掛 バケ鈎仕様はフラッシャーとハゲ皮のバケ鈎でアピール効果抜群。魚の活性が低い時やエサが残る時に効果的。

※この釣りは根掛かりが付き物なので錘と仕掛の予備は多めに用意する事が必要です。

※新幸丸では専用仕掛けを販売していますので必要な方は船長に申し出て下さい。

チャンネルマーク 80号 2.7mライブラ M 1.95m、MH 1.8mは新幸丸に置いてあります。お試しをご希望の方は船長に申し出てください。

タックルデータ

ロッド

ライブラ MH 1.8m

オニカサゴ仕掛 3本鈎仕様オニカサゴ仕掛 フロート仕様オニカサゴ仕掛 バケ鈎仕様

ライン

電動リール、ライン PE 300m以上

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