SALT WATER

【船】田中義博(神奈川県 横須賀市)

2018-08-30

田中義博

釣行日2018/08/28 場所神奈川県 横須賀市 長井沖

釣果

カワハギ 15cm〜24cm 30匹

エサ取り名人の異名を持つカワハギ。関東では周年、乗合船が看板を掲げているものの本格期は9月を迎える秋から冬にかけて。そのひと足先の8月1日にはメインポイントの一つである神奈川県の剣崎沖も解禁し、いよいよ2018年のカワハギシーズンも盛り上がりを見せ始めています。

そんな本格期へと突入する前に、釣り方の復習と今年のカワハギの現況を確認しようと8月28日に神奈川県横須賀市の長井新宿港から乗合船で釣行しました。

船長に聞いた近況は「水温が下がれば群れが固まり出すものの、まだ25度前後と水温が高く、カワハギも散っていて単発の個体を拾っていく状態。また、ポイントの長井沖は根がきつい場所が多く、根の中に魚がいるので釣り方にも工夫が必要だ」とのことでした。

午前6時に出船。ポイントは至近で6時10分にはスタートのアナウンスが流されました。水深は概ね15〜20m前後。オモリ着底後すぐに根を切らないと根掛かりが頻発するため、底から50cm〜1mのタナを探っていきます。その第1投目。小刻みに付けエサを揺らしながら仕掛けを上下させる中で、チッというシグナルをキャッチ。

使用したがま船 カワハギEXシリーズは、超高感度なテクノチタントップソリッドを採用するとともにねじれやブレの少ないPCS採用のブランクス。さらにブランクタッチ式のトリガー付きスクリューシートを採用することで手感度を大幅に高めてくれるロッドです。そのためカワハギ釣りで重要な小さな前アタリや仕掛けの周りに魚が寄ってきた際の気配やモタレなども察知してくれるため、釣り人主導の釣りが組み立てやすくなることが特長です。

その小さなシグナルを消さないよう誘いのスピードを変化させ、カワハギの口に中にハリが入った時に出る大きめのシグナルで魚の重さを竿に乗せ込むようにスイープにアワセを入れていきました。産卵から回復した個体は巻き上げの途中には横走り。カワハギ特有のカンカンカンという金属的な引きを堪能しながら、本命を手にすることができました。久しぶりのカワハギとの対面に思わず笑顔も出ます。

その後もポツポツながら数を伸ばしますが、この日は潮流が非常に速くアタリが続かない場面も多々ありました。それでも、釣り方は基本「宙を狙う縦の釣り」をベースにして、平根の場所ではゼロテンションまでを織り交ぜながら午後1時の沖上りまで本命からのアタリを引き出していくことができました。

長井沖ではこの時期のカワハギを狙う船が少ないこともあって、まだ魚もスレていなかったためハリ掛かりも素直だったことも奏功し釣果は大満足の30匹で終了することができました。

これから季節が進み水温が徐々に下降します。カワハギが群れを作るようになればもっと釣果も安定してくると思います。本格期を迎える関東のでのカワハギ釣り。皆さんも出かけてみてはいかがでしょう!

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