釣果
カワハギ 12cm〜28.5cm 32匹
東京湾カワハギ釣りのメインエリアといえる竹岡沖で釣果が上向いてきてます。10月10日にその状況を確認するため、神奈川県金沢八景の弁天屋から出船してきました。
平日にもかかわらず、22人の満船。もちろん釣果が上向きになってきたこともありますが、関東におけるカワハギ釣り熱の高さがうかがえます。
ポイントの竹岡沖ですが、船長の話では浅い場所に魚が散っている状態でまだ群れとして固まってはいないとのこと。その言葉通り、実釣開始直後はやや浮いた反応の魚を中層で掛けていくこともできました。
しかし潮の流れがやや速めだったこともありカワハギが付いている層は次第に低くなっていきました。そこで攻め方を宙から底付近へとスイッチ。底上1mぐらいのところから仕掛けをアピールさせながら、ゆっくりと誘い下げていきます。誘い下げる中でアタリをとらえることができたらそのままゼロテンションへと持ち込みます。アタリが増幅したところでアワセを入れるというパターンで数を伸ばしていくことができました。
また、水深13m〜15mのポイントでは、仕掛けを前方へキャストし、オモリ着底後に素早く1mほど仕掛けをリフト。竿先を支点としてミチイトを介して仕掛けをカーブフォールさせる誘いでカワハギを仕掛けに寄せ、着底直後にゼロテンション。
カワハギの気配が竿先に目で見えたりタックルをから手で感じられたら、ゆっくりとしたスピードでその場でタタキを入れた後、再びゼロテンションでステイ。ハリがカワハギの口の中に入った本アタリを見極めて本命を手にしていくことができました。
その結果、最大28.5cmまでを32尾。1尾1尾と向き合いながらその時々のアタリの出方を見極めて数を重ねることができました。
下船後、船長に話を聞くと
「まだ水温が高いですが、これから季節が進んで水温が下がれば魚も固まってくるようになるし、もっとアタリも素直に出るようになる。これからが本格期なので楽しめますよ!」
とのことでした。
エサ取りも上手く、一筋縄ではいかない難敵ですが、ハリ掛かりした時の引きの強さは、一度味わったら病みつきになること必至。これからの時期に本格期を迎える東京湾竹岡沖のカワハギ釣り。是非、トライしてみてください。





タックルデータ
田中義博の関連レポート
-
2021-03-04
越冬ポイントで食い上昇中
1年を通して狙うことのできるコマセマダイ。水温が最も低下する12月から2月にかけては、冬場の越冬ポイントがメインステージとなる。水深はおよそ80~100メートル前後。関東エリアでは、神奈川県の久里浜沖がその越冬ポイントと […] -
2019-10-29
【船】田中義博(神奈川県 横浜市)
9月以降も水温の高い状態が続き、本格期への突入が遅れていた東京湾・竹岡沖のカワハギ釣り。しかし、10月も中旬を迎え、徐々に水温が下がってくると、それまで浅場にいたカワハギが徐々に深場へと移動し始める。メインポイントとなる […] -
2019-08-01
【船】田中義博(神奈川県 横須賀市)
東京湾で高い人気を誇るタチウオ。テンビンを介したエサ釣りが主流ではあるものの、ルアーや関西で主流のテンヤも船宿によっては可能となってきており、様々なスタイルでメーターオーバーを狙っている。出張続きの代休が急遽取れたため、 […] -
2019-05-06
【船】田中義博(神奈川県 横浜市)
東京湾の湾口部に位置する神奈川県サイドの剣崎沖や千葉県サイドの冨浦沖などでは、マダイの乗っ込みシーズンが盛期を迎えています。乗っ込みとは水温の上昇にあわせて産卵行動に移る魚体が浅場へと移動してエサの追いも活発になることで […]
船の関連レポート
-
2025-02-21
新製品「振分け仕掛」で真冬の東京湾シロギス釣り(神奈川県横浜市 荒川屋)
初めまして。企画開発課の鈴木です。今回は寒い冬の時期でも狙える東京湾のシロギス釣りに、2025年新発売の仕掛を持って行ってきました。今回お世話になった船宿は神奈川県横浜市から出船している「荒川屋」さん(https://w […] -
2024-08-21
大阪湾タチウオテンヤ釣行!(大阪府泉佐野市)
広報課の室谷です! タチウオキングバトル2連覇を成し遂げた『中山キング』にお声がけいただき、タチウオを釣りに行ってきました!この日はスペシャルゲストの細香さんもご一緒に! 泉佐野漁港から出船の『夢丸』 […] -
2024-06-10
船キス釣行に行ってきました(兵庫県姫路市)
営業部の平井です。関西で乗合船のキス釣りをさせてくれる、姫路の知々丸さんにお世話になってきました。陸からのキスはまだ少し時期が早いという状況ですが、船釣りではこの時期でもアタリが多数、20㎝オーバーが混じります。初心者で […] -
2024-05-25
SLJ チューンド”マルチフラッシュ”の威力(和歌山県串本)
SLJ大好き、広報課の室谷です!今年発売になった「マルチフラッシュ喰わせ」ーが店頭に並び出したので、私も12号のケイムラシルバーを買って自作アシストを作り、そのテスト釣行に行ってきました。結論から言いますと、このアシスト […]