FRESH WATER

荒川鮭有効利用調査に参加。(新潟県村上市荒川)

2024-11-19

渓流

望月竜也

釣行日2024年11月3日 場所新潟県村上市荒川

釣果

シロサケ 78cm  1尾

 11月3日新潟県村上市の荒川での鮭有効利用調査にGFG東海会員の中根さん、富山さんと共に参加した。 ここ数年鮭の遡上は減っているが今年も芳しくない状況は変わらないとの前評判。受付で入川順のくじを引くと10番目だったが一桁台を引いたグループが少なく実質3番目の入川となった。 前日までは下流側が良かったとの事だが少し釣果の出ている2番ポイントへ向かう。台風の影響が心配されたが降雨量が少なく川は渇水状態。

 竿はがま渓流本流スペシャルⅡのサーモン8.5mを選択、ラインはフロロカーボン5号通し、鈎はがまかつ[くわせアキアジ18号]を選択、少ないチャンスで掛けた魚を確実に捕ることと、浅瀬が多いポイントでは小さい鈎を使い餌を浮かせ易くするためだ。

 

 開始早々同行の中根さんにヒット、鮎の名手であり天竜川の大型ニジマスもお手の物と言う腕前でアッサリとタモ入れ成功、綺麗な70cm台のメスを釣り上げた。これは期待出来ると気合が入ったが空振り、午前中は魚信(アタリ)を感じる事なく昼食タイムに。相談の結果、1番ポイント(対岸)への移動を決めたが、ここでも中根さんがアッサリとメス鮭をゲットして好調さをアピール。私も逆光で見難い水面で必死に目を凝らし丁寧に流す、水深も浅く流れも緩やかなためオモリは5Bとし餌との距離を25cm程に狭くして探る。

 程なくこの日最初の魚信を感じ瞬時に合わせると鮭らしい重量感が伝わってくる、竿は大きく曲がるが反転した魚体はそれ程大きく感じなかった。しかしハリ掛かりした魚の引きを楽しみながらイナシてしていると竿先が返りバレてしまった、やはり渇水と釣り人のプレッシャーで警戒心が強く喰いが浅い様だ。それでも鮭が掛かった事で気持ちが入り目印を見る気持ちも高ぶる、産卵床にいるメス鮭を30分程経過した頃再び目印が動き合わせを入れる。

 再び竿が大きく曲がったが確実に手にするため2回、3回と追いアワセを入れる、重量感ある引きはスピードもあり緊張が走る。今度は確実に穫るために魚を走らせないよう適度に仕掛を緩め動きを先読みして主導権を握らせないようにする、竿の弾力で魚の体力を奪い徐々に寄せるが焦りは禁物。丁寧なやり取りで足下に横たわった鮭は80cmに迫る良型、上流のポイントでありながら綺麗な名魚体のオス鮭だった。

 

その後は仲間のサポートに回ったり、次の日の為にポイントを見て回り釣果は一尾で終わったが、魚との知恵比べの末に手にした鮭は美味しい晩酌の肴となった。

がま渓流 本流スペシャル2

くわせアキアジ

過去実績の高い2番ポイントに入ったが。

同行の中根さんはポイントが変わってもしっかりと掛けていた。

今期初釣果となった精悍な顔のオス鮭。

80cmに迫る魚体は貫禄十分。

タックルデータ

ロッド

がま渓流本流スペシャル2 サーモン 8.5m

くわせアキアジ18号早掛アキアジ18号

ライン

ハリス フロロカーボン5.0号、オモリ5B~2.0号

エサ

サンマ・サゴシ・イカ短(食紅染め)

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