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G杯 2018
2018-01-01
大会結果
第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権
株式会社 がまかつ
平成30年8月5日(日)~7日(火)
高知県吾川郡いの町 仁淀川
各結果表下の表記をご参照ください。
初出場の山口浩平選手(46・長良川)が立ちはだかる強豪勢を抑え優勝ーー「第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権」(主催・株式会社がまかつ)が8月5日から7日まで高知県の仁淀川で開催。山形・小国川をはじめ群馬・神流川、岐阜・長良川、和歌山・日高川、大分・三隈川など全国11会場の予選通過選手にシード、がまかつ推薦を含む48選手が参加、魚影濃い清流で野アユを追わせた。決勝戦は7日午前11時半から2時間、柳瀬地区の水辺の駅「あいの里仁淀川」下の本部前でトーナメント準決勝戦勝ち上がりの山口選手と佐藤豊文選手(41・相模川)が対戦。前半、柳瀬橋下の山口選手は得意の引き釣りに泳がせも駆使して14匹とリード。場所交代後も石周りを丁寧に攻めオトリ2匹を含む21匹で堂々のG杯獲得。好スタートの佐藤選手は後半、ポイントに固執し数が伸ばせず涙をのんだ。3位決定戦はG杯がま磯(チヌ)選手権(第35回・岡山・下津井)覇者の藤井夢人選手(35・三隈川)が関西のベテラン村田充弘選手(57・日高川)に快勝、シード権を得た。昨年優勝の西部俊希選手(26・シード)は予選で惜敗した。
あふれ出る涙は止めようがなかった。山口選手を表彰台の中央へ促す司会者のアナウンスに、弾みを付けて上がり空を見上げて平静を装う。子供のころテレビで見た舞台にいま、自分が立ち、手には勝者の証のG杯がある。
アユ釣りが好きだった父親の保さん(80)と一緒に地元の矢作川に舟を出し見よう見まねで釣った。高校に進んだ年、豊田市の釣具店で師匠となる故鈴木俊行さん(中部らりん、チームSTUV元会長)と出会う。直接指導を受けるより師匠の釣り姿、一挙手一投足を見ながら覚えていった。技術、知識を会得すると同時に競技志向も目覚めていった。「同級生とトーナメントへも参加した」。社会人になってからも都合が付けば競技大会に出た。「いつかG杯に出たい」と刺激を受けたのは岐阜・益田川で開催されたG杯(15年、第39回大会)。「参加すれば優勝した山本さん(雅弘)や井上さん(富博・2位)らと意見交換できる」思いからだった。ただ、参加条件に「竿とハリはがまかつ製品を使用」の規定がある。「ハリは使っているが竿がない」。今年になって友人がそれを聞きつけ「竿を譲るよ」。まさに渡りに船で参加した長良川予選(岐阜県)で5位入賞。子供の頃の思いが一歩現実に近づいた。
全国大会の予選は12人で戦い2人勝ち残り。中には昨年優勝の西部俊希選手、2位の長谷川勇太選手、地元の藤原無我選手らがいる。厳しい戦いだ。それでも「第3エリア以外は自信があった」と振り返るように残るエリアはすべて早掛けでトップ通過。翌7日の準々決勝は平井幹二選手に快勝、準決勝こそニゴイに苦戦したが藤井夢人選手に重量差で競り勝った。最後の決勝戦は「じゃんけんに勝ち」目指すポイントへ入れた。10年続けた引き釣りにオトリがこたえ4匹差で表彰台を勝ち取った。前夜祭のとき、中学の同級生だった妻の晴代さん(45)から「人を気にしないように釣りなさい」とメールが入った。釣りクラブの仲間達とともに心強い後押しだ。
師匠が3年前に急逝後、墓参りは欠かさない。今年は旧のお盆を前にした11日、墓前で「念願のG杯優勝」を報告した。来年は「会場の川に対応できるよう練習します。竿もいただいたので思い切って釣れます」と連覇へ自信をのぞかせた。
アユ釣りをする友人から譲り受けた竿です。18、19cmのオトリに同サイズが掛かればてこずるかと思いましたが、今回仁淀川で使って問題なしでした。硬さもちょうど良かったです。操作性も良くアユが掛かると衝撃をしっかり吸収して付いて来てくれました。地元の矢作川と同様にいつも通りの釣りができました。古い竿ですが、優勝できたことで友人に感謝です。
普段からキープ力があるストレートバリが好きでこの製品を使ってます。ハリ先が鋭いことからすぐ手に刺さりますし、貫通力もあることから、しっかり懐まで入り込むのがいいです。キープ力があるのはバレの少ないことにも通じると思います。今回は仁淀川を意識して6.5号に大型が掛かればと思い7.5号も巻いて来ました。でも下見をしたとき6.5号を使ってバレたので「7号でいくぞ」と決めました。本番の予選、決勝トーナメントともほとんど7号で対応できました。
押しの強い清流仁淀川の流れに抗う遡上アユはいずれも精かんな顔付きで、参加選手たちを魅了する。試合を翌日に控えた5日の前夜祭では、昨年高知のよさこい祭りで大賞受賞のチーム「十人十彩」のメンバー(ダンスリーダー・島崎由宇)による威勢のいい「よさこい鳴子踊り」が披露され、選手らの健闘を称えるとともに会場を盛り上げた。
予選は6日午前6時半から48選手が4組に分かれて高岡郡越知町の黒瀬2地区、片岡、鎌井田地区で各組2人勝ち上がりをかけ、10cm以上10匹(オトリ2匹を含む)の早掛けのポイント制で場所を交代し4試合(1試合90分)戦う。黒瀬地区下流のトロ場が続くキャンプ場からスタートした1組は、昨年優勝の西部俊希選手、2位の長谷川勇太選手(32)と2人のシードに強豪も揃うなか第3試合を除くすべてで早掛けの山口浩平選手がトップ通過。2位には地元の強みを発揮した藤原無我選手(35・仁淀川)が勝ち上がった。1ポイント差敗れた西部選手は「ドンブリが響いた」と悔しがる。
2組は第29回大会(05年、栃木・那珂川)優勝の谷口輝生選手(40・がまかつ推薦)、地元の若手、松本優吾選手(20・仁淀川)、関西期待の井上富博選手(47・日高川)、それに異魚種(チヌとアユ)2冠を狙う藤井夢人選手(35・三隈川)らが熱い戦いを繰り広げる。抜け出したのは同ポイントで佐藤豊文選手、藤井選手。松本選手は「2試合目釣れなかった」、井上選手も「攻め切れなかった」。
変化に富んだポイントが続く片岡地区からスタートの3組は早々に早掛けでポイントを稼いだ村田充弘選手(57・日高川)、第37回大会優勝(13年、和歌山・日置川)、以後も2度表彰台に立つ楠本慎也選手(44・シード)が実力を発揮。初参加の絹谷直哉選手(38・高津川)は「仁淀は難しかった」、強豪北村憲一選手(46・がまかつ推薦)も「アユの付き場の変化と掛かる状態のシビアさ」を悔やんだ。
4組は超ベテラン平井幹二選手(68・興津川)と、G杯初出場で「仁淀川は初めて」の伊橋真一選手(46・相模川)が勝ち進んだ。兄弟で1、2位通過を目指した廣岡保貴選手(40・神通川)、洋典選手(38・日高川)は「勉強し直しです」(洋典選手)、「次は必ず」(保貴選手)。今大会最年長の平野龍邦選手(71・興津川)は「アユの引きが強かった。気に入りました」と敗退にも納得。なお、第4試合は雷鳴のため安全に配慮し15分繰り上げて終了した。
準々決勝は翌7日午前6時半から、黒瀬地区の2エリアで予選勝ち上がりの8選手が90分(45分場所交代)トーナメント方式で戦った。1組は浅場に強い村田選手が本領発揮で藤原選手を圧倒、2組は流芯で立て続けに掛けた山口選手が快勝。平井選手は好スタートも後が続かず、バラシもあって及ばなかった。勢いにのる藤井選手が3組を制した。伊橋選手は「昨日のイメージ」で瀬などを丁寧に追わせたが「今日は朝方釣れなかった」と状況が裏目に出たようだ。そして4組は確実に追わせた佐藤選手と「型の良いのが少ないから」とサイズにこだわって移動を繰り返した楠本選手は12匹の同数。重量審査の結果、76g差で佐藤選手が勝ち上がった。
準決勝は同9時から柳瀬地区の本部前下流部右岸側で山口選手と藤井選手が対戦。先に掛けたのは山口選手。その5分後から藤井選手が上手の早瀬で立て続けに4匹追わせ逆転。山口選手は2度ニゴイに泣かされながらも16匹。終了ホーンと同時に藤井選手が取り込みタイに持ち込んだが87g差届かず3位決定戦へ。柳瀬橋上流部では佐藤豊文選手が好勝負。「前半しっかり稼ぐ」計算の村田選手だったが追いが低調。トロから瀬で確実に掛けた佐藤選手が2匹差で初の決勝戦へ進んだ。
決勝戦はほぼ平水。ダム放水の水が落ち着き追いも期待できる。じゃんけんに勝った山口選手が迷わず柳瀬橋下の瀬肩へ入った。オトリを送り出すと同時に掛け、わずか20分ほどで7匹と好調。「下見でアユがいるのが分かってました」と瀬肩の鏡、右岸側の袋のチャラ瀬で3匹と前半1時間で14匹としっかり貯金。追いの厳しい下流部の佐藤選手も石周りを探りながら下り7匹キープ。場所交代後の後半戦に期待を寄せる。上流部では瀬肩を流芯に向けて一筋一筋攻め8匹追加し17匹。山口選手は追いの渋い下流部でも5匹追加し、勝負を決めた。
来年のシード権を掛けて本部前の下流部で藤井選手と村田選手が2時間(1時間ハーフ)対戦。 「準決勝で入った所なのでポイントが見えていた」藤井選手が開始10分過ぎから入れ掛かりで前半9匹。後半戦こそライントラブルや舟からオトリ(1匹)を逃がすなどらしからぬ行動もあったが20匹の好成績でシード権を確保した。「3位と4位では雲泥の差だが、あとは自分の釣りをする」村田選手は、早瀬の中から確実に引抜き前半10匹。後半は追いも渋く移動を繰り返して攻めどころを探ったが3匹止まりで及ばなかった。
対戦カードは抽選により決定。準決勝の対戦カードも、準々決勝勝者4名による抽選で決定。順位決定戦は、準々決勝敗者4名によって5~8位を決するために実施。準々決勝、準決勝、順位決定戦は90分1試合。釣ったアユの匹数(オトリ込み)の多い方を勝者とする。匹数が同じ場合は、総重量(オトリ込み)の多い方を勝者とする。総重量も同じ場合は抽選にて勝者を決定する。決勝戦、三位決定戦は60分ハーフの前後半戦、合計120分1試合。釣ったアユの匹数(オトリ込み)の多い方を勝者とする。匹数が同じ場合は、総重量(オトリ込み)の多い方を勝者とする。総重量も同じ場合は抽選にて勝者を決定する。
※釣果のない場合は人数に関係なく、全員0ptとする。同匹数の場合は、同じ得点を与える。※4試合の総得点で争い、上位2名が準々決勝進出。※敬称略
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 小国川会場
2018-01-12
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 神通川会場
2018-01-11
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 鬼怒川会場
2018-01-10
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 神流川会場
2018-01-09
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 日高川(龍神)会場
2018-01-08
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 仁淀川会場
2018-01-07
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 長良川会場
2018-01-06
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 相模川会場
2018-01-05
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 高津川会場
2018-01-04
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 興津川会場
2018-01-03
2018年度 第42回G杯争奪全日本アユ釣り選手権 地区予選 三隈川会場
2018-01-02