がまかつWebカタログ_竿
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に挑む竿尻を腰に当てての力の攻防。大物狙いの常道である。このときに頼りになるのがロッドの反発力。ヒラマサのパワーをバット部で吸収し立て直す力だ五島列島の上五島にある美良島のスベリは、羨望のヒラマサ必釣ポイントである引きが強くて食べておいしいクロホシフエダイもスルスルスルルーの人気ターゲットだ“スルスルスルルー”はサシエ、マキエともに冷凍キビナゴを使う。サシエのキビナゴはハリを目から通して背中で止める。キャストしてもズレたり外れたりしないようにだじょうじま・けんじ スーパーキャッチャーとしてファンを熱くさせてくれた元プロ野球選手。中学生から野球の練習の目を盗みフカセ釣りをはじめ、現在では釣りのテレビ番組を持ち楽しさを伝えてくれている。あらゆる磯釣りをこなす強者。くりと左から右へ流れている。正面から吹き付けてくる風の影響で仕掛けが潮筋からズレないようにウキごと沈めていくアプローチだ。 オープンベイルのスプールから気持ちよくラインがはじけ飛んだ。魚の引きに対して竿の曲がりの頂点が後方へスムーズに移りながらじわーっと粘り、余裕をもって起こしてくる。強靱という表現がまさにぴったり。取り込んだのは50cmオーバーのハマフエフキだ。 満潮を過ぎ潮が逆に流れ始めたときだった。この日イチのアタリをとらえた。スピード感あふれる引きを両手だめでがっちりと受け止め、じわりじわりと間合いを詰める。タモに収まったのは7kg級のブリだった。GAMUSYA 「足元から根が張りだしている場所では、5号とかで一気に浮かせないと取れないけど、ここは切り立っているので大丈夫。3号を存分に曲げて楽しみますよ」 高場の水島向きに釣り座を構えた髙里は、キビナゴを刺して釣り開始。潮はごくごくゆっ底知れないポテンシャル。“スルスルスルルー” で攻める [高知県鵜来島]6ヤツの突進に耐えて反撃がはじまる…パワーフィッシングに剛竿ありで迎え撃て

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