からないし、掛かったとしてもフトコロが開きやすくてすっぽ抜ける。鈎先がいったん内に向かうフトコロ形状と、鈎先の外向き加減、軸の長さをいろいろ替えて試作品の数は半端なかったよね。■いがいいとき悪いとき、尾長がまじるときなど年間を通してテストを繰り返したので時間がかかりました」 軽さで■わせる「ファイングレ」とともに■い渋り時のスーパーウェポンとなる「触れ掛り口太」は、通常使う鈎よりも1ランク、2ランク下の号数にすると、より威力を発揮する。久保野からのアドバイスだ。187厳寒期や激戦区の■い渋る口太を釣果に変える特効薬 水温が下がり切った厳寒期や連日釣り人が攻め続ける激戦区において、アタリが取れない、反応は少し出るもののアワセのタイミングが計れない…… 口太グレが極端に■い渋るそんなときに使いたいのが、グレ鈎史上最速の掛かりを実現する「触れ掛り口太」だ。 鈎先を外に向けた独特の形状は、指の腹を滑らせると指紋を拾うくらい掛かりが早く、口太グレがサシ■を口にした瞬間に刺さり込む。開発から完成まで5年を要した理由を久保野孝太郎は語る。「鈎先を外に向けただけでは身を切り裂いて掛■い渋るグレ攻略の切り札触れ掛り口太
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