中層に浮いていたボラが沈んだ夕まずめ、チヌらしきアタリを察知してダンゴの割れを遅くして引き出した本命。釣り場は三重県迫間浦。末吉一崇 すえよし・かずたか 静岡県清水港や三重県下をホームに各地へ足をのばし、春の大型狙いから秋の数釣りまで四季のかかり釣りを楽しむ名手。穂先は極先調子（イエロー）と中調子（オレンジ）を搭載。前者はエビなどを■に積極的に誘う釣りに、アタリを大きく表現し■い込みが良い後者はオールマイティーに。「タイ科の魚のコツコツとかむアタリが手元によく伝わるのでチャンスを逃しません」オレンジに緑のアクセントで見やすい中調子の穂先はアタリを大きく表現し■い込みも抜群。超細身のブランクにセパレートグリップを搭載するデザインも秀逸。より繊細な釣りにマッチするMと障害物周りから大型を引き出すパワーを持たせたMH。高弾性カーボンのパイプシートは軽量化に貢献するとともに手元へ伝わる感度を高めてくれる。に対し、がまちぬいかだ競技FineMasterでは、カーボン繊維をメインマテリアルに使用。徹底的に贅肉をそぎ落とし筋肉質に鍛え上げた超細身・軽量ブランクには、磯竿に使われている衝撃吸収性の高い特殊素材を適材適所に配置した「INASystem（イナシステム）」を採用することで竿のタタキを抑え、ラインに優しい曲がりと粘りを実現。安心のやり取りを可能にした。 リールシート部には高弾性カーボンを極薄に成形したパイプシートを使用。軽量化に貢献するとともに、アタリを手元へ明確に伝えてくれる。「ボラのダンゴアタリはドンドンと鈍い感じ、ボラ以外の魚が■をさわるとトントン、タイ科の魚ならコツコツと響きます。手元に伝わる音が明らかに変わるので、本アタリに備えることができるんですよ」 穂先に出るアタリに加え手元へ響く音によって、アワセのタイミングはいっそう取りやすく、魚を掛けたあとは手元から穂先まで、ワンピースロッドのような美しい曲がりと強■な粘りでぐいぐいと浮かせてくれる。「より感度を高め繊細な釣りにマッチするMと、障害物があるところや深場の大型にも対応するMHがあります。障害物がないところではMでも年無しに十分対応できますよ」 驚異的な軽さと感度を身にまとうがまちぬいかだ競技FineMasterで、いかだ釣りはさらに進化する。15前代未聞の50g台を実現した超細身・軽量のカーボンブランク 誘いをかけたり送り込んだり、■を落とし込んでいくといった操作性、海底の様子やアタリを伝える穂先の表現力、■をくわえたチヌを確実に鈎掛かりさせるフッキング力とリフトアップしてくるパワー。いかだ竿に求められるそうした要素を満たしながら、圧倒的な軽さと手元に伝わる感度を大幅に向上させたのが、がまちぬいかだ競技FineMasterだ。「いや〜、もうめちゃくちゃ軽いですね。リールの重さしか感じないくらいです」と末吉一崇がうなる竿の重量は、前代未聞の50ｇ台。それを実現したのは、ブランクの見直しだ。 ショートレングスのいかだ竿では、粘りを重視してグラス繊維を多く使ってきたの驚異的な軽さと
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